「空いてて快適な公共交通」成り立たないのか? コロナ禍 国の有識者会議で議論百出

混雑しない状況は快適だけど…

 このほか、委員からは次のような意見が出されました(抜粋)。

「公共交通が空いていて遅延も少ない現在の状況は、利用者からすれば快適であり、こうしたサービスの提供が、それなりに負担をともなうことも認識された」(石田東生委員)

「世界的にグローバルよりも自国に目を向けた施策にシフトしており、公共交通への補助金の充実なども、以前より重要になっている」(小池淳司委員)

「公共交通の旅客が従前の状態へ100%戻ることはないともいわれる。交通インフラを人やモノを運ぶだけでなく、データ基盤として活かし、収益化していくことを打ち出すべき」(大橋 弘委員)

 確かにこれまで、通勤の混雑を緩和すべく、テレワークや時差出勤の呼びかけを国や事業者が一丸となって取り組んできました。そうしたテレワークなどの選択肢があることに国民がようやく気付き、それを使えるようになった(中村文彦委員)一方で、情報基盤や行政のデジタル化などが、他国と比べて遅れていることも明らかになった(家田 仁委員)といいます。新型コロナ以前に戻るのではなく、新しい様式へ恒久的に変わる必要性を、多くの委員が口にしました。

 国土交通省によると、感染症の拡大による世界経済の大きな落ち込みに対して、公共投資への期待が高まっているといいます。デジタル化の推進や気候変動への対応などに、質の高い社会資本整備が必要との議論が見られるそうです。

【了】

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コメント

1件のコメント

  1. タイトルだけ読んで答えるなら、不可能だろう。独立採算というのなら。さもなくば戦前のように郊外電車や地下鉄の運賃を購買力平価換算で今の3倍にでもしなければ。
    ほぼ田端~品川を同じ線路を使っていた山手線と京浜東北線が「線増」で1956年に分離したら最混雑区間である大井町→品川のピーク30分あたりの混雑率は一旦下がったがすぐにもとに戻ったという(ホントか?)。みんな自分に都合のよい時間に出勤したいのはヤマヤマなのである。