訓練空港からリゾート風空港へ… 今秋路線増「下地島空港」の稀有な経歴 随所に名残り

ジェットスターが就航し、スカイマークも路線を開設することでアクセスが大幅強化される下地島空港。実はこの空港はほかと大きく違う稀有な経歴を持ちます。「パイロット訓練空港」から現在まで、どのような歴史があったのでしょうか。

リゾート風空港に変身するも あらゆる所に名残あり

 こうして、大きく変化した下地島空港は、2019年3月に新ターミナルビルが開業。宮古島本島も、伊良部大橋経由でクルマで30分弱とアクセスが良いことから、LCCなどを中心に乗り入れが相次ぎます。

 新ターミナルの開業に合わせてジェットスターが成田線、ついで関西線を開設しただけでなく、香港エクスプレスが香港線を開設。その後も大韓航空やマンダリン航空(台湾)などがチャーター便を運航するなど、宮古島圏域の国際線空港としての顔も持ち合わせます。2020年8月現在は先述のとおり、スカイマークが3路線の就航を決定。新型コロナウイルスの影響が懸念されるものの、日本の新たなリゾート路線としての地位が、徐々に高まりつつあるでしょう。

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下地島空港の俯瞰イメージ(画像:下地島エアポートマネジメント)。

 ちなみに、この下地島空港は「訓練空港」としての名残りが、各所に色濃く残っているのも特徴です。先述の離島にしては長い滑走路の両端部は、日本で一般的なアスファルトより強度の高いセメントコンクリートのもの。また、歴史を感じる管制塔は当時のものがそのまま使われています。そしてかつて「訓練管理棟」と呼ばれたエリアは、現在関連会社の職員が在籍する事務所にもなっています。また、2020年になっても、キャセイパシフィック航空などがパイロット訓練に同空港を不定期で使用することもあります。

「訓練空港」の名残りは空港内だけではありません。下地島空港から1km少しの場所にある「下地島コーラルホテル」はANA(全日空)のパイロット宿舎を改修したものです。建物内では当時のANAのポスターや、パイロット訓練生のサインなどが見られます。

【了】

長さ3540m! 空から見た「伊良部大橋」

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