首都高PAで増「短時間駐車マス」効果は? 難しい駐車マス増設 「停められない」の声に応え

首都高のPAで近年、「短時間駐車マス」なるものが整備されています。全国の高速道路でSA・PAの駐車マス不足が顕在化し、増設などが行われるなか、既存の駐車マスに少し工夫をし、長時間駐車の抑制に効果を挙げているようです。

一部の駐車マスを「短時間駐車マス」として区別

 首都高のPAで「短時間駐車マス」が増えています。既存の駐車マスの一部に、「短時間駐車にご協力ください」のメッセージとともに、路面ペイントや看板などで時計の文字盤のような目盛りと「P」マークをあしらったピクトグラムを表示する、といったものです。

 2017年に5号池袋線の南池袋PAで先行整備し、2020年8月現在、20あるPAのうち、規模の大きな大黒PAを除く19エリアに設置済みとのこと。普通車用駐車マスの、おもにトイレに近いマスを短時間用にしているといいます。

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箱崎PAの短時間駐車マス。路面にピクトグラムがペイントされている(2020年8月、中島洋平撮影)。

 たとえば、6号向島線と9号深川線が交わる箱崎JCT直下の箱崎PAでは、14マス(障害者用1マス含む)ある普通車マスのうち、6マスが短時間用です。

「『トイレ利用のために寄ったが満車だった』『駐車スペースを増やしてほしい』といった、お客様の声がありました」と首都高速道路は話します。こうした声を受け、より多くの人が利用できるよう、一部の駐車マスを短時間用にしてきたといいます。

【比較】駐車時間は大きく減少「短時間駐車マス」整備効果

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1件のコメント

  1. ドライブスルーでETC支払いが可能になったというし、PA入退場で一定時間を経過した場合に課金することも可能かな? (しかしETC未搭載車に課金できないという不公正が発生)