宮武和多哉(旅行・乗り物ライター)の記事一覧
Writer: 宮武和多哉(旅行・乗り物ライター)
香川県出身。鉄道・バス・駅弁など観察対象は多岐にわたり、レンタサイクルなどの二次交通や徒歩で街をまわって交通事情を探る。路線バスで日本縦断経験あり、通算1600系統に乗車、駅弁は2000食強を実食。ご当地料理を家庭に取り入れる「再現料理人」としてテレビ番組で国民的アイドルに料理を提供したことも。著書「全国“オンリーワン”路線バスの旅」など。
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東急新横浜線の開業目前で減便…川崎の神路線バス「“高速経由”溝の口~新横浜」今後は?
溝の口駅と新横浜駅の間に、有料道路を経由する珍しい路線バスが運行されています。「南武線沿線→新横浜駅」以外の需要もつかみ盛況ですが、東急新横浜線の開業が迫る中で減便も。この路線はどうなっていくのでしょうか。
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日本最小?「軽自動車の路線バス」が生まれたワケ 旅客定員は3人
「定員3人、軽自動車で運行」というとてもコンパクトな路線バスが、香川県・伊吹島で運行されています。背景には、この島特有の道路事情が存在。軽自動車を選ばざるを得なかったという面もありますが、ある自動車関連の実力者との縁も関係がありそうです。
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“鉄道の後始末”続くニュータウン 桃花台のピーチライナーなぜ15年で廃止 地域は呪縛から解放?
愛知県にて、わずか15年半で廃止された「ピーチライナー」こと桃花台新交通の施設撤去工事が進行中。短期間で廃止に至った鉄道と引き換えに代替バスを得た地域はいま、利便性が向上しています。
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世界唯一の乗り物「スカイレール」廃止検討 広島のニュータウンの“鉄道” 薄れる優位性
法令上は「鉄道」に分類される世界唯一の乗りもの、広島「スカイレール」の運行終了・廃止が検討されています。これまで他の箇所にも導入が検討されていた「スカイレール」は、なぜ普及しなかったのでしょうか。
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「四国新幹線」予定地を自転車道に? 大鳴門橋の「鉄道のための空間」なぜ残っていたか
大鳴門橋の高速道路の下、「四国新幹線」が通るかもしれない空きスペースに、淡路島と四国を結ぶ自転車道が整備されるかもしれません。その可能性と課題を探ってみましょう。またこのスペースは新幹線がここを走るはずだったのが、なぜ今まで残っていたのでしょうか。
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特急消えて観光列車がやってきた 「ふたつ星4047」賑わう地域に感じた戸惑いと温度差
西九州新幹線の開業とともに在来線で運行を開始した観光特急「ふたつ星4047」が盛況です。これまでの「特急が通過する小駅」が停車駅となり、「観光列車の乗客をもてなす拠点」に変貌し、活気と戸惑いの中で人々を歓迎しています。
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日本最低水準? 長崎の路面電車はなぜ運賃が安いのか にぎやか車体広告のパイオニア
長崎電気軌道は、車体全体に広告の塗装を施した電車(カラー電車)を多く運行しています。日本で初めて導入したというこの車体広告は、会社の経営を助けただけなく、格安運賃を支える原動力ともなってきました。
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香川の交通は全て「うどん店」に通ず!? ブームの裏に切実な課題 象徴「うどんタクシー」で巡る
「うどん県」こと香川では、さまざまなうどん店の情報に精通し、クルマで行きづらい店にも案内してくれる「うどんタクシー」が運行されています。実際に乗ってみると、この地の交通がいかに“うどん”中心になっているかが垣間見えます。
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「あれ、フェリー停泊してる…」偶然見かけた町長 ジャンボフェリー小豆島寄港の意外な裏側
神戸と高松を結ぶジャンボフェリーの新造船「あおい」に、香川県の小豆島が大きな期待を寄せています。いまや珍しい中距離フェリーの離島への途中寄港は、ある偶然が重なったことで実現。島民の新造船への歓迎ぶりも熱烈なようです。
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あり得ない山道!からの、広がる安堵の海 “エモい”終点だらけな長崎のバス
周りを海に囲まれた長崎県は、穏やかな海沿いの光景が広がる風光明媚なバスの終点も多数。その多くは、途中に急峻な山越えを控えています。「密林のような山を抜けた先にパッと海が広がった時の解放感」を味わえる路線を紹介します。