刀に隼、蘭に薔薇!? スズキの「和名バイク」8選 やっぱり独特すぎる!

名だたる日本のバイクメーカーの中でも、スズキは自社製バイクに数々の「和名」をつけてきたことで知られています。いずれも個性的なモデル名ばかりですが、なかでも特徴的なものを8つピックアップしてみました。

スズキが誇る和名バイクの数々

 バイクメーカー4社の中で最も「和名モデル」が存在するスズキ。1954(昭和29)年に登場した自社初の二輪モデルが和名だった影響からか、以降もたびたび、日本語名のモデルをリリースしてきました。ここでは、それらのうち特に象徴的なモデルを8つ紹介します。

Large 20250511 01

拡大画像

スズキは昔から「和名のバイク」が多いことで知られている(画像:スズキ)。

●コレダCO(1954年)…記念すべきスズキのバイク第一号

 スズキの二輪完成車として、1954(昭和29)年に発売されたのがコレダCOです。90ccのモデルで、「コレダ!」をモジったと思われるネーミングが昭和的でなんともかわいらしいですが、点火時期が自動的に変えられる自動進角装置付フライホイールマグネット搭載、日本初のスピードメーター装備、トランスミッションは二輪初の前進3段ロータリーチェンジを採用など、当時としては真新しい機能も満載のバイクでした。

「コレダ」の名を冠したバイクは1960年代前半まで、様々な排気量でリリースされましたが、スズキの二輪の黎明期の慣習が、後のスズキのバイクに「和名モデル」が多く存在する理由の一つかもしれません。

●GSX1100S KATANA(1981年)…独創的なスタイルと和名で世界中に衝撃を与えたマシン

 スズキのバイクの「和名モデル」の代表として、「まさにコレダ!」と言えるのは1981(昭和56)年に発売されたGSX1100S KATANAでしょう。GSX100Eをベースに開発された輸出向けモデルで、市販化される前年の1980(昭和55)年、ドイツで開催されたケルンモーターショーでの発表では、その独創的なスタイルと和名によって世界中のバイク関係者からの脚光を浴び、「ケルンの衝撃」と呼ばれる事態に至ったそうです。

 その全体のデザインはまさに「刀」をイメージしたもの。独創的なデザインと和名は実にコンセプチュアルで、結果的に機能性以上にその認知が広まることにもなりました。結果、2000(平成12)年まで生産されるロングセラーシリーズとなり、様々な排気量のモデルをリリースしました。

●蘭(1983年)…女性や初心者ユーザーを意識したバイク入門スクーター

 1980年代前半の空前のスクーターブームの中で登場したのが、1983(昭和58)年にリリースされた蘭です。各社から毎週のようにリリースされた有象無象の新モデルの中で、蘭が抜きん出たインパクトを残した理由はこの和名にあったように思います。

 女性や初心者ユーザーを意識した仕様で、大型で低いシート、左側ブレーキのレバーを握らないとエンジンが始動できない独自開発の「あんしんスタート機構」などを搭載していました。

●薔薇(1983年)…蘭よりほんの少しパワーアップさせたお姉さん的スクーター

 蘭と同年に登場した薔薇は、蘭のお姉さん的スクーター。エンジンの最高出力を蘭より0.2PSほど高い3.8PSとし、よりスムーズな加速感を実現しました。蘭同様、スズキ独自のメンテフリー、安全機構を搭載させることで、こちらもまた女性ユーザーに支持された1台です。

 蘭よりもどことなくボディがシャープに映る薔薇ですが、その和名の響きもあってか、筆者の周辺の当時のヤンキー姉さんたちはこちらを好んで乗っていた記憶があります。

【コレダったのか!】スズキ「初の和名バイク」&歴代モデルを写真でみる

最新記事

コメント

記事ランキング

  1. 「USB挿しっぱ」でクルマが“故障”する? 三菱公式の投稿にSNS騒然 「一体ナゼ?」「これマジで起きるよ」
  2. 都市に迫るロシア軍の「弾道ミサイル」が“空中で木っ端みじん”になる瞬間をウクライナ軍が公開 追尾から撃墜まで詳細に
  3. 海自潜水艦 アメリカ海軍の“歴戦の揚陸艦”を標的に魚雷発射! 実弾演習で巨大な水柱があがる瞬間を公開
  4. バス運転士「辞めないで」 東京都が“給与の手当”を10年間補助! 独自の定着支援で「路線廃止」を防ぐ
  5. 海自「イージス艦の相棒」が火を噴いた!ミサイル発射の瞬間を防衛省が公開 “強力な防空能力”を持つ汎用護衛艦
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  5. 航行中の護衛艦「かが」の周辺に「巨大な海洋生物」が出現! 艦艇勤務ならではの光景を海自公式が公開