小川裕夫(フリーランスライター・カメラマン)の記事一覧
Writer: 小川裕夫(フリーランスライター・カメラマン)
フリーランスライター・カメラマン。1977年、静岡市生まれ。行政誌編集者を経てフリーに。官邸で実施される首相会見には、唯一のフリーランスカメラマンとしても参加。著書『踏切天国』(秀和システム)、『渋沢栄一と鉄道』(天夢人)、『東京王』(ぶんか社)、『私鉄特急の謎』(イースト新書Q)など。
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二重“開かずの踏切”? 鍵付きフェンスで囲まれた阪急の踏切 開けられる人とは?
阪急神戸線の御影駅近くに、フェンスで囲まれた小さな踏切があります。とはいえ現役の踏切。渡るにはフェンスを開ける鍵が必要です。一般的に鉄道の踏切は誰もが渡れるはずですが、この踏切は何のためにあるのでしょうか。
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世界遺産を線路が横切る“はずではなかった”? 近鉄奈良線、移設合意も長い道のり
世界遺産にも認定されている奈良・平城宮跡を、鉄道路線が横切っています。近鉄奈良線です。当然、県は近鉄に線路を移設するよう要望しているわけですが、線路が敷設された当時は、平城宮を避けていた“はず”でした。
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「日本一長い踏切」は多摩地区にあった 長すぎて途中には小休止用の“小島”も
2009年5月末まで、「日本一長い」とされる踏切が拝島駅の東側にありました。JR青梅線や西武拝島線のほか、横田基地へ向かう線路も跨ぐため長さは約130m。ただ安全確保のため自由通路が設置されても、踏切を利用する人が多くいました。
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「→」「←」だらけ! やけに表示が細かい広島駅横の巨大踏切 現地で分かった“親切さ”
一般的な踏切には警報機のほか、「→」「←」といった通過列車の方向を示す表示器が備わっています。しかし広島駅近くにある愛宕踏切は、「山陽貨下り」「芸備」「山陽上り」「車庫入」など計7種類を表示します。何のためでしょうか。
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箱根駅伝“踏切”に注目! 電車止めてもランナー止めない「特別措置」の職人技 小涌谷で
正月の恒例行事「箱根駅伝」では、ランナー達の走りに釘付けになりますが、唯一ランナーを阻む箱根の小涌谷踏切では、鉄道係員の動静にも注目です。ここでは電車を適切なタイミングで止める必要があるからです。
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踏切が「降格」? 都電沿いの人通りも多い“元踏切”の謎 交通局に聞いてみた
正式な踏切ながら、警報機も遮断機もないものを第4種踏切と呼びますが、ほとんどは事故防止の観点で、警報機や遮断機を備えた第1種に昇格したり踏切そのものが廃止されたりします。しかし都電荒川線には第4種から降格した踏切があります。
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「勝手踏切に鍵付き扉」で万事解決にはならぬ 軒先かすめる江ノ電 渡ってはいけない命の道
鉄道事業者の設置ではない非正規の踏切は「勝手踏切」と呼ばれますが、このたび江ノ電沿線で2か所、そこに鍵付き扉が設置されました。違法だからと即時撤去もできない複雑な事情ゆえ、住民と融和を図った形です。
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日本唯一「クルマで通れるケーブルカーの踏切」が特殊な件 「ロープに注意」看板の意味
地面に這わせたケーブルで車両引っ張るケーブルカーには原則、安全上の理由などから踏切がありませんが、中には例外の路線も。そのうち生駒ケーブルには、日本で唯一、クルマも通れる踏切が存在します。足元はどうなっているのでしょうか。
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登山道を歩いていたらトーマスが横切った!? 愛知に実在、山道に突如現る線路の正体は
鉄道事業者が設置したのではない、地域住民などが慣習的に渡っている非公式の踏切を「勝手踏切」といいますが、では正式な鉄道に分類されない遊園地の乗りものが道を横切っていた場合はどうでしょうか。愛知県にあった例を紹介します。
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踏切警報音は「カンカン」なのか ところ変われば擬音も変わる?「ジャンジャン」もあり
踏切の警報音は「カンカン」――。多くの人がそう思っているでしょう。しかし仕様書などで公的に定められているわけではなく、擬音に過ぎません。中には「チンチン」という人も。そして「ジャンジャン」という表現を見かける地域もあります。