種山雅夫(元航空科学博物館展示部長 学芸員)の記事一覧
Writer: 種山雅夫(元航空科学博物館展示部長 学芸員)
成田空港隣の航空科学博物館元学芸員。日本初の「航空関係専門学芸員」として同館の開設準備を主導したほか、「アンリ・ファルマン複葉機」の制作も参加。同館の設立財団理事長が開講した日本大学 航空宇宙工学科卒で、航空ジャーナリスト協会の在籍歴もある。
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「世界初の水素旅客機」ソ連に実在!? 大ヒット機を魔改造した30年以上前の“代替燃料機”とは
現在航空業界でトレンドとなっているのが、水素駆動のエンジンを用いることで環境負荷を低減した新型旅客機の開発です。実はこの「水素エンジン搭載旅客機」、30年以上も前に、ソ連で飛んでいました。
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プロペラ旅客機の名門ダグラス「DCシリーズ」で全ッ然売れなかった機種とは 超革新的な設計だったのに
アメリカの航空機メーカーであるダグラス社は、かつて名作レシプロ旅客機を数多く作ってきましたが、そのなかでも製造機数が著しく少なかったのが「DC-5」です。なぜマイナー機で、どのようなものだったのでしょうか。
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全米騒然の「中国スパイ気球」 実はWW2の日本が“先祖”? 仕組みソックリな「ふ号兵器」とは
アメリカ上空で、軍事目的と見られる中国の気球が出現し、戦闘機により撃墜されました。実は「軍事目的で気球をアメリカへ飛ばす」というこのミッション、第二次世界大戦下の日本も、よく似た作戦を実行していました。
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歴史に幕「ジャンボ機」知られざるもう一つの功績 国内空港の「現在」を作った張本人?
最終号機の引き渡しが行われ半世紀以上の歴史に幕を下ろした「ジャンボ機」。実はこの機の出現は、多くの国内空港における設備の発展に大きな影響を及ぼしていました。どのような関連性があるのでしょうか。
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日本はなぜ「激レアなジャンボ機」が誕生? 多数派となにが違った? 背景ある特殊事情
シリーズ最終号機が引き渡され歴史に幕を下ろしたジャンボ・ジェットこと「ボ―イング747」。ここ日本は747の一大マーケットだっただけではなく、いくつか特別な747派生型を使用していた国でもあります。
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議論呼ぶ「安倍晋三国際空港」、海外版は多数存在 “人名の空港”はどう誕生していったか
「成田や羽田を安倍晋三国際空港に…」という芸能人のSNS投稿が大きな反響を呼びました。こういった法則で命名された空港は、海外だと結構存在します。どのようなものがあるのでしょうか。
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「コンコルドに勝ったぞ!」世界初の超音速旅客機とは? 快挙から転落もライバル国に拾われる
超音速旅客機の代表格といえば「コンコルド」――ですが、実はそれよりも早くデビューした旅客機がソ連に存在します。どのような機体だったのでしょうか。その経緯を見てきます。
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露が破壊「世界最大の飛行機」には姉がいた? こちらも超巨大&超スペックのギネス級輸送機 今も飛ぶ
ロシアによる軍事侵攻により破壊された「世界最大の飛行機」An-225「ムリヤ」には、An-124「ルスラン」という姉妹機が存在します。「量産型で世界最大」とされるこの機も、多くの特徴をもつ飛行機です。
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露が破壊した世界最大の飛行機「An-225」過去にも一度“瀕死”に? 唯一無二となったワケ
ロシアによるウクライナ侵攻によって破壊され、世界に1機しかない「世界最大の飛行機」An-225「ムリヤ」はなぜ生み出されたのでしょうか。そのユニークな経緯に迫ります。
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世界が驚愕の「旅客機宙返り」伝説が始まり? ボーイング最初のジェット旅客機が生まれるまで
アメリカの航空機メーカー、ボーイング社が手掛けた初のジェット旅客機「707」は、どのように生まれたのでしょうか。その経歴をたどると、さすが“元祖”といえるような、ユニークなエピソードが出てきます。