柘植優介(乗りものライター)の記事一覧
Writer: 柘植優介(乗りものライター)
子供のころから乗り物全般が好きで、車やバイクはもちろんのこと、鉄道や船、飛行機、はたまたロケットにいたるまですべてを愛す。とうぜんミリタリーも大好き。一時は自転車やランニングシューズにもはまっていた。
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「機首が真上なら滑走不要」を実際にやった初の垂直離着陸機コンヴェア「ポゴ」の挑戦
東西冷戦初期、世界中で垂直離着陸が可能な戦闘機の開発が盛んになりました。コンセプト自体は第2次世界大戦中のドイツが発端で、それを参考に実機の開発まで至ったのはアメリカが初めてでした。
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はしご車のように機銃を上げ下げ 「カマキリ」という名の豆戦車 理想を形にした結果…
人類の歴史は、先人たちのひらめきや発明によって新たな扉を開いてきたといえるかもしれません。それは軍事の分野も同様で、様々な新兵器の登場が戦争の様相を一変させてきましたが、「新兵器」になれなかった「珍兵器」も存在しました。
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鉄道車両メーカーがステンレスで飛行機を作ったら? RB-1「コネストガ」の挑戦と顛末
ステンレス鋼は錆びにくい鉄として、身近なキッチン用品を始めとして、医療器具や薬品関係、建物、船や鉄道車両など幅広く使われています。第2次世界大戦中には、航空機の構造材として用いられたこともありました。
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日本初EV救急車登場 特徴は排ガスを出さないのみならず 各種メリットと池袋配備のワケ
自動車の分野では、排気ガスによる地球温暖化をはじめとした環境への悪影響を減らすために、近年では大気汚染物質や温室効果ガスを排出しない「ゼロエミッション車」と呼ばれるものの開発が盛んです。その波は救急車にも届きました。
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空自のその後を左右した? 練習機「バンパイア」 初の国産ジェット機開発前夜を飛ぶ
航空自衛隊の外国製航空機は、アメリカ製がそのほとんどです。そうしたなか、数少ないイギリス機のひとつ「バンパイア・トレーナー」は、その後の航空自衛隊の装備品を左右する歴史の結節点に立ち会った機でもあります。
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ソ連と米英の技術を合体 イスラエル戦車「チラン」とは? 元T-54/55 最後は装甲車に
2010年代初頭、「MOTTAINAI:もったいない」という言葉が環境問題で注目されましたが、イスラエルはタダで手に入れたとある戦車を実に大事に、戦車として使えなくなっても改造してまで使用してきました。
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翼たたんだ状態でなぜ飛べたのか? アメリカ海軍の空母艦載機 F-8「クルセイダー」
空母艦載機の特徴のひとつとして、主翼に折りたたみ構造を取り入れる点が挙げられ、それゆえに主翼をたたんだ状態で離陸したことも何度かありました。その回数が最も多かったのがF-8「クルセイダー」戦闘機です。
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WW2で米本土の爆撃に唯一成功の「零式小型水上偵察機」 小柄でも大きかった存在感
潜水艦から小型水上機をカタパルト射出する方法は、ヨーロッパで生まれましたが、太平洋戦争でそれを広く用いたのが旧日本海軍です。アメリカ西海岸からアフリカ東海岸まで、まさに太平洋の端からインド洋の端まで運用しました。
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水上戦闘機なのにジェットで音速突破 アメリカ海軍F2Y「シーダート」 その目的とは?
第2次世界大戦後、アメリカ海軍は空母で運用する艦載機についてもジェット化を進めていましたが、もしかすると運用が難しくなる恐れを抱えていました。そこでバックアップとして考えられたのが、世界でも稀なジェット水上戦闘機です。
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「親機と子機の合体フライト」3選 爆撃機改造の無人大型爆弾に戦闘機合体 郵便輸送…
飛行機が飛ぶ際に最もパワーを要するのは離陸の際です。そのためにエンジンを増やしたり、翼を大きくしたりする一方、複数の飛行機を合体させることで、問題を解決しようとしたのが親子飛行機でした。