西上いつき(鉄道アナリスト・IY Railroad Consulting代表)の記事一覧
Writer: 西上いつき(鉄道アナリスト・IY Railroad Consulting代表)
大阪府出身。大学卒業後、名古屋鉄道にて運転士・指令員として鉄道運行に携わる。退職後、シンガポールの外資系企業にて国際ビジネスに従事。帰国後は東京を拠点として活動し2019年にIY Railroad Consulting設立、コンサルティング・セミナー・海外向け鉄道関連事業等を行う。東京交通短期大学・特別講師。著書に『電車を運転する技術』。
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都市と地方のワンマン運転 目指すところは違う? 長い列車に一人で乗務する意味と課題
JR京浜東北線でワンマン運転が検討されているとの報道があります。都市部の大量輸送を担う路線でのワンマン運転は果たしてどうなるのでしょうか。通常の、運転士と車掌がペアで乗務する場合と比較しつつ考察します。
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珍しい! 女性専用ならぬ「女学生・児童優先」車両とは 京阪電車が1日1本だけ運行
都市部の列車では、区間や時間を指定して女性専用車両が設定されますが、京阪電車には女学生と児童を優先した車両が存在します。どのようなものでしょうか。列車には優先であることを表す標識板が掲出されます。
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駅長の次に「エラい」のは誰? 鉄道現場の階級と役割 制帽のラインで見分けられるかも
警察や自衛隊などのように、普段から制服を着て勤務する鉄道現場はどのような職制上の階級があるのでしょうか。駅長のほかにも、たとえば当務駅長や助役といった役職が存在します。それぞれどういった立場なのでしょうか。
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列車の運転中に腹痛… を防ぐために鉄道員がしている体調管理 熱中症はどう対策?
まれに列車の運転士が突然の体調不良に襲われ、鉄道のダイヤが乱れてしまうことがあります。とはいえ乗務員もひとりの人間、お腹も痛くなるでしょう。しかし及ぼす影響が大きい分、普段からどのように体調管理しているのでしょうか。
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京阪奈にまたがる学研都市 そこを取り巻く鉄道新線計画とは 北陸&リニア新幹線構想も
「職住近接」を目指し、京阪奈にまたがるエリアで整備が進む学研都市は、鉄道の新規建設計画がいくつかあります。既存の近鉄けいはんな線延伸のほか、北陸新幹線やリニア中央新幹線の新駅など、誘致合戦も見られます。
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戦略崩壊状態の鉄道会社 「アフターコロナ」を大エポックメイキングにすべき
新型コロナウイルスで鉄道会社をとりまく環境は大きく変化。定期収入もインバウンドを含む定期外収入も元に戻らぬことが考えられ、中長期的な戦略見直しを迫られています。「安定」が特徴だった鉄道会社はいま何をすべきなのでしょうか。
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阪神電車の運転士 なぜ運転中に突然立ち上がるのか そのタイミングは? 理由を聞いた
阪神電車で「先頭車かぶりつき」をしていると、運転士が突然、立ち上がりました。異常事態が発生したのかと思いきやすぐ着席、運転を継続しています。一定のタイミングで見られるこの行動は何でしょうか。阪神電車に聞きました。
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ほとんどマジック「瞬間くもりガラス」の六甲ライナー なぜ窓が突然くもるのか?
神戸市内の住吉駅と人工島「六甲アイランド」を結ぶ六甲ライナーは、住吉駅を発車してしばらくすると、車両の窓ガラスが真っ白に曇ります。気温の変化ではなく、機械的に行われるものですが、理由は何でしょうか。
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新型コロナ対策 列車の窓開けは真夏も継続? 熱中症の時期 空調と換気の使い分けは
新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、密閉空間になりうる鉄道車両では、窓を開け外気を取り入れることでその対策をしています。夏は冷房が効きにくくなることも懸念されますが、どう対応するのでしょうか。
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列車減便でコスト削減なるか 電気代 人件費…鉄道運行の仕組みから見るその悩ましい点
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、人々が外出を自粛した2020年春、鉄道各社の運輸収入は大幅に減りました。緊急事態宣言を受け列車は運休や減便になりましたが、少しでも支出を抑えたいさなか、コスト削減に寄与したのでしょうか。