〈PR〉鉄道グッズのリユース品、これが人気! いまさら人には聞けない?鉄道模型の奥深い世界(5)
今回は鉄道模型でなく、鉄道グッズに注目。リユース市場で売買が活発なグッズはどのようなものなのか、「実車」「駅」「鉄道員」の3テーマで紹介します。
鉄道模型好きは、鉄道グッズも好き?
こんにちは、リユースエバンジェリストの高野です。鉄道模型をリユース視点で紹介しているこのコラムも5回目になりました。
・第1回 Nゲージとは?~その魅力~
・第2回 鉄道模型は「自分にあった」方法で入手しよう
・第3回 リユース品はこれが人気!
・第4回 鉄道模型を高く売るコツは3つ!
今回は一息ついて、鉄道模型ではない「鉄道グッズ」について触れていきます。
いきなり余談ですが、私が10年以上、模型全般の販売に携わって来たなかで、「鉄道」はファンの幅が一番広い世界だと思っています。幅といっても年齢層や男女といったものではありません。
私が当時扱っていた模型に「車」があります。ジャンルは「ダイキャストカー」「プラモデル」「ラジコン」といったものがメインで、一部メーカーのエンブレムが入ったグッズなども取り扱っていました。
しかし、顧客の購入データを見ると、全て「車」に関する商品であるにも関わらず、顧客の方々はジャンルをまたがって購入することなく、ジャンルごとに別々のファンが存在しているという状況でした。つまり、「プラモデル」のファンは「ダイキャストカー」を購入するケースはとても少ないということです。
しかし、「鉄道」だとファンの動きが全く変わります。Nゲージを買っていても「プラレール」を買われる方はいるし、半完成キットの「Bトレインショーティー」を買いつつ「トレーン」というダイキャストのモデルも新作が出るたびに買われていく方がいらっしゃいます。実際に顧客データを見ても、ほぼ満遍なく鉄道関連商品を購入しているのが分かりました。
車ファンが、「作る」「集める」「走らせる」の各志向にある程度分かれていたのに対し、鉄道ファンはジャンル間の垣根が低く、幅広く楽しまれている――そんな消費動向から、前述の「ファンの幅が広い」という結論にたどり着きました。
余談が長くなりましたが、そんな特徴があるからこそ、今回は売買要望が多く、また、リユース市場でも活気がある鉄道グッズについて紹介していきたいと思います。当社「高く売れるドットコム」の過去データを見ると、鉄道グッズは、「実車」「駅」「鉄道員」の3つに分類されます。
実車グッズの人気ナンバー1は「方向幕」
JRや各鉄道事業者が、ファン交流会のような機会に鉄道部品を販売することがあります。実は、そこで販売されたものがリユース市場にも多く出回ってきます。
当社で取り扱いが最も多いのが「方向幕」。列車の行き先や運行区間、路線名などを表示する幕を使用した装置です。LED化に伴い実際に目にすることが減りつつありますが、いまなお人気の高いグッズです。「幕」というくらいですので、伸ばすと数mどころか数十mになることも。
また、幕だけでなく、車両から取り外した「行先表示器」自体もセットになったものもあります。写真のものはJR山手線の車両から取り外したと思われる「行先表示器」そのものですが、手でグルグルと回してみると、「特別快速 大月」の文字が……。他の路線にも転用できるよう、ひとつのロールで作ってしまったのでしょうか(この真相をご存じの方がいらっしゃったら教えてください)。そんな意外な発見や出合いがあるのも「実車鉄道グッズ」がおもしろく楽しいところと思っています。
その他、実際に使われていたヘッドマーク(とても大きく重い)や、列車の行き先などを表示するいわゆる「サボ」、ヘッドライトをそのまま取り外したもの、また、車内で誰もが手にするつり革なども出てきます。挙げれば切りがありませんが、バラエティに富んでおりファン層の深さに驚くジャンルです。
市場を賑わす駅グッズ、多いのは「駅名看板」
市場に出回る理由は先述の方向幕などとほぼ同じ。市場に多いのは駅名看板(駅名標)です。駅ホームの柱で目にする「アレ」です。ホーロー製が多く、状態の良いものが多く見られます。全てひらがなで書いてあるのが特徴で心魅かれるグッズですね。
次に多いのは路線図。JRの関東や関西の大きなものから、各鉄道事業者の路線が横一列に表示されたシンプルなものまで、実際の駅や車内に掲げられたものが市場に出回ります。車両から外したそのままのものもありますが、商用としてきれいにフレームに入れられているものもあるようです。
他にも、輪切りにした線路はよくリユース市場にも流通してきます。刀鍛冶が使用する「金床」のような重厚感のあるグッズです。数は少ないですが信号灯や発車合図灯なども駅グッズに分類されます。
鉄道員グッズは「鉄道時計」が人気の定番
鉄道員グッズは、種類が豊富で人気も高いのが特徴です。例えば「白手袋」などは一見関係なさそうに見えますが、鉄道員がはめるものであれば、歴としたグッズになります。そんな鉄道員グッズは、各鉄道事業者が手放すものと、「レプリカ」のような形で販売されるもののふたつがあります。
なかでも定番は「鉄道時計」です。セイコーが実際にレプリカを販売していますが、リユース市場では実際に現場で使われていたものに価値が出て高い人気を博しています。
「鉄道時計」と肩を並べる人気グッズが「帽子」です。これもレプリカが多いものの、旧国鉄時代に実際に使われたものが流通している場合もあるようです。時計と帽子があれば、マスコンを操った鉄道模型の運転に、より臨場感が増しますね。
その他、駅員さんがドアの開閉状況を知らせる「合図灯」や、現在では珍しく懐かしい、きっぷを切るはさみ「改札鋏」など、鉄道の歴史にも触れられるグッズにあふれています。
さらに文房具や生活雑貨、またキャラクターコンテンツ「鉄道むすめ」などのジャンルもありますが、これらは紙幅の都合上、割愛します。
振り返るとグッズは、現場で実際に使われていたものが根強い人気のようです。やはり生活に密着している鉄道だからこその親しみやすさがあるのかもしれません。
鉄道グッズは、鉄道模型を取り扱っていると必ずといって良いほど付随してくる分野です。冒頭で述べた「ファンの幅の広さ」があるのは、鉄道が「乗ってよし」「撮ってよし」「集めてよし」「走らせてよし」「聞いてよし」と、さまざまに楽しめるためる趣味だからではないでしょうか。
今回は、リユース業界から見た鉄道グッズの世界を紹介しました。リユースならではの、出合える懐かしさや時代感もあります。模型とともに鉄道の歴史に触れてみてはいかがでしょうか。
「鉄道模型高く売れるドットコム」
http://www.train-takakuureru.com
お見積りお問い合わせフリーダイヤル:0120-945-761
(TEL受付 9:15~21:00)
【了】