艦艇(軍艦)の記事一覧
-
旧日本陸軍が愛用した船「ダイハツ」って? 世界初の近代的上陸用舟艇が生まれたワケ
小型の船が海岸に直接乗り上げて船首を開き、兵士たちが飛び出してくる――映画でもよく見るシーンですが、この「上陸用舟艇」を世界で最初に生み出したのは旧日本陸軍でした。誕生の経緯と発展をひも解きます。
-
裏ワザで他国より有利に? ロンドン海軍軍縮条約での日本空母の台所事情
1923年に発効したワシントン海軍軍縮条約は、主力艦と航空母艦の保有を制限しましたが、1万トン以下の航空母艦には制限がありませんでした。1930年のロンドン海軍軍縮条約で制限されるのですが、日本は抜け道を用意していました。
-
巡洋艦なのに見た目空母! アメリカ発案「航空巡洋艦」なる多用途艦が“机上の空論”で終わったワケ
1930年に発効したロンドン海軍軍縮条約では、排水量1万トン以下の航空母艦の保有が制限されました。しかしアメリカは、巡洋艦に飛行甲板を備えた「航空巡洋艦」を提案し、条約に盛り込みます。これは一体どんな艦艇だったのでしょうか。
-
「日本の新鋭軽巡恐るべし」「特異な巡洋艦」世界を震撼させた「夕張」1隻で終わったワケ
旧海軍の艦艇のなかで軽巡洋艦「夕張」ほど、後の軍艦設計に影響を与えた艦はありません。しかも「夕張」は、軍艦のバイブル「ジェーン軍艦年鑑」で8年間も「特別説明」されるほど偉大な軍艦でした。それは何故なのでしょう。
-
拿捕したアメリカ兵も驚愕 大型潜水艦「伊四百一」竣工-1945.1.8 目指した「東海岸」
旧日本海軍の潜水艦「伊四百一」が1945年の今日、竣工しました。アメリカ東海岸に到達しそこで水上攻撃機を発進、ワシントンなどを攻撃しようという壮大な作戦を目論んでいましたが、戦局の悪化から計画は頓挫しています。
-
「多段空母」の歴史 なぜ「赤城」と「加賀」の甲板をひな壇にする必要があったのか?
空母が誕生してから100年。新しいものには付きものですが、その初期はかなりの試行錯誤がありました。多段式空母もそうした試行錯誤のひとつで、現代においてイメージされる空母とは、だいぶ姿かたちの違うものでした。
-
圧倒的低コスト! 見えてきた米海軍の新型揚陸艦 担うは海兵隊の新作戦 陸自も…?
前世紀とは様相をガラリと変えた世界のパワーバランスに対し、アメリカ海軍および海兵隊は新たな作戦構想を考案し、それに向けた新型艦の建造を計画しています。自衛隊の島しょ防衛とも深く関わるであろうお話です。
-
大統領の鶴の一声で誕生「インディペンデンス級軽空母」1年で9隻就役 最後の艦は50年現役!
アメリカ海軍が第2次大戦中に大量建造したクリーブランド級軽巡洋艦。その船体を流用して造られたインディペンデンス級軽空母は、改造空母とは思えないほど本格的な造りから重用され、なおかつ長生きしました。その理由をひも解きます。