艦艇(軍艦)の記事一覧
-
旧海軍空母「赤城」の大試行錯誤 堂々の三段甲板や20cm砲はなぜ設置され撤去された?
旧日本海軍の空母「赤城」は「航空母艦」なるもののスタイルが確立されていくまさにその過程にあった艦であり、大いに試行錯誤がなされました。当初はその象徴たる三段構えの飛行甲板のほか、実は重巡洋艦並みの主砲も搭載していました。
-
核爆雷グライダー「アイカラ」とは? 海中にひそむ潜水艦を一網打尽 650km/hで飛翔
いまも昔も敵の原子力潜水艦という存在は厄介なものですが、冷戦時代は特に、有事に逃したら負けという「見えない脅威」でした。見つからないならその一帯もろとも叩けばいい、という発想の「核爆雷」、まさに時代の徒花です。
-
海自護衛艦「いずも」わずか31億円で「空母化」のワケ F-35B戦闘機の発着艦が可能に
2018年末、ヘリ護衛艦「いずも」の、事実上の空母化は大きな話題となりましたが、その最初の年度の改修費用が31億円と計上されました。意外と少ないように見えるかもしれませんが、もちろんそこにはもっともな背景や理由があります。
-
ツイてない! 旧海軍重巡「最上」はどんな艦? 台風、衝突、味方撃沈…その一部始終
古今東西どの国の海軍にも、いわゆる「強運艦」とされる艦艇が見られるものですが、一方で、どうにもツイていない艦艇もまた見られるものです。フィリピン近海の海底で発見された旧海軍の重巡洋艦「最上」は、どうやら後者のようでした。
-
異様にツイてる駆逐艦「雪風」のヒミツ 旧海軍屈指の強運はいかにしてもたらされた?
旧日本海軍の駆逐艦「雪風」といえば、数々の修羅場をくぐり抜けたにもかかわらず、ほとんど損傷らしい損傷を受けることなく終戦を迎えた超絶強運で知られる艦です。やはり、そこまでの運を呼び込むだけの、それらしい背景がありました。
-
裏方専業の「工作艦」はなぜ米軍に狙われたのか 旧海軍「明石」が脅威たりえたワケ
旧日本海軍で、いわゆる戦闘艦を支える裏方の役割を担っていた工作艦「明石」は当時、アメリカ軍にとって「重要目標」だったといいます。実際のところ、そう認識されてもおかしくないほどの、ハイスペックを誇った艦でした。
-
「北朝鮮による瀬取り」監視の実際のところ カナダ軍に聞く監視活動の流れ、その全貌
「瀬取り」がどのような行為か、すっかり知れ渡った昨今ですが、それを監視する側についてはあまり知られていないかもしれません。沖縄に展開していたカナダ軍から、実際の段取りや司令部の所在など、その全貌について話を聞きました。
-
大和型戦艦の豪華設備は贅沢だったのか? 「ヤマトホテル」「武蔵屋旅館」にようこそ
「ヤマトホテル」「武蔵屋旅館」と揶揄されるほど、旧日本海軍の戦艦「大和」および「武蔵」は冷房をはじめ艦内設備が充実していました。とはいえ乗員の贅沢のために設けられたものではなく、そこにはもちろん、それが必要な理由がありました。