白石 光(戦史研究家)の記事一覧
Writer: 白石 光(戦史研究家)
東京・御茶ノ水生まれ。陸・海・空すべての兵器や戦史を研究しており『PANZER』、『世界の艦船』、『ミリタリークラシックス』、『歴史群像』など軍事雑誌各誌の定期連載を持つほか著書多数。また各種軍事関連映画の公式プログラムへの執筆も数多く手掛ける。『第二次世界大戦映画DVDコレクション』総監修者。かつて観賞魚雑誌編集長や観賞魚専門学院校長も務め、その方面の著書も多数。
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イギリス傑作機「ランカスター」出生のヒミツ 兄貴分「マンチェスター」爆撃機が消えたワケ
第2次世界大戦中の傑作イギリス機として名高いアブロ「ランカスター」爆撃機。しかし、同機は新規開発ではなく、既存機「マンチェスター」の大幅改良によって生まれています。なぜそうなったのか、経緯を見てみます。
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技術屋の理想&ドイツ空軍のムチャ振りに泣かされた悲運の爆撃機「ハインケルHe177」
第2次大戦中の4発エンジン搭載の大型爆撃機というと、アメリカやイギリスの機体がメジャーですが、ドイツでも作られていました。ただ、なかには双子エンジンという異形の機体も。どんな構造なのか、戦歴はどうだったのでしょうか。
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偉大なる「B-29そっくり機」って? 実戦投入ゼロのB-50が証明した「世界のどこへでも核爆弾」
日本人にはその名をよく知られたアメリカ空軍の戦略爆撃機B-29。同機にそっくりの妹分といえる機体にB-50があります。世界記録を打ち立てるなどしているものの実戦参加していないため、影が薄い同機について見てみます。
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歴史は繰り返す!? 70年前に計画の“空飛ぶ上陸用舟艇” コンベア「トレードウインド」飛行艇
2021年9月、アメリカ空軍がC-130輸送機の水上機仕様を開発中と公表、話題になりました。しかし似たような用途を目指した飛行艇を70年ほど前にアメリカ海軍も考えていたようです。いったいどんな飛行機だったのでしょう。
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空を飛び、海を泳ぎ、陸を走る! 空母にも発着可能な万能飛行機 グラマンJ2F「ダック」
海面や湖面など水上でも発着できる性能を持つ飛行機、それが水上機や飛行艇です。水上発着のため大きなフロートを備えていますが、なかには車輪だけでなく着艦フックまで備えて空母の狭い飛行甲板で発着できたものもありました。
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ミグ戦闘機を返り討ち! ご長寿爆撃機B-52「成層圏の要塞」は墜とすのもひと苦労
最大16tもの爆弾を積むことができるB-52戦略爆撃機。同機は約70年にもわたって運用されているため、戦闘経験も豊富です。なかには敵機の撃墜記録まで。一体どうやって撃ち落としたのでしょうか。
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不吉を運ぶフネ? 戦艦「プリンス・オブ・ウェールズ」短命ながらも“The 疫病神”
不運が連続するというのはどんな世界にでもあること。とはいえ、あまりにも運に見放されているんじゃないかと思えるほどトラブルが続くと怖くもなります。そんなイギリス戦艦が第2次大戦中のイギリスにありました。
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歩兵1人でも戦車を撃破! ぶ厚い装甲貫く成形炸薬弾の仕組み 世紀の発見“メタルジェット”
戦車のぶ厚い装甲を貫き、撃破するための砲弾には大きく2種類あります。ひとつは運動エネルギーで貫通する徹甲弾。もうひとつが弾体内部の炸薬による化学エネルギーを用いる成形炸薬弾です。炸薬の威力で穴を開けるには、コツが必要です。
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一体いくつある?「クイーン・エリザベス」という名の船 軍艦と客船は「同名」でも「別人」
2021年9月現在、イギリスには空母「クイーン・エリザベス」とクルーズ船「クイーン・エリザベス」の両方が存在します。両船はともすると現在のエリザベス女王(エリザベス2世)が名前の由来に思えがちですが、実は違うようです。
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聞いたことある! 100年前来日のイギリス戦艦と今はなき有名アパレル企業との意外な関係
2021年9月、イギリス空母「クイーン・エリザベス」が横須賀に入港しましたが、今から1世紀ほど前にもイギリスの新鋭艦が来日しています。その名は「レナウン」。かつて一世を風靡した、今はなき有名アパレル企業との関係は。