稲葉義泰(軍事ライター)の記事一覧
Writer: 稲葉義泰(軍事ライター)
軍事ライター。現代兵器動向のほか、軍事・安全保障に関連する国内法・国際法研究も行う。修士号(国際法)を取得し、現在は博士課程に在籍中。小学生の頃は「鉄道好き」、特に「ブルートレイン好き」であったが、その後兵器の魅力にひかれて現在にいたる。著書に『ここまでできる自衛隊 国際法・憲法・自衛隊法ではこうなっている』(秀和システム)など。
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「うちもやられました」中国軍機の挑発飛行は見境なし? 北朝鮮船を監視中のカナダ機も標的 国防省に状況聞いた
中国軍の戦闘機が危険な飛行をするのは、対アメリカ軍機に限らないようです。その1週間ほど前にはカナダ軍機も同様の被害に遭っていました。しかも中国本土からだいぶ離れた場所で。詳細をカナダ国防省に聞きました。
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沖縄の米海兵隊が一変! 新編「海兵沿岸連隊」これまでとナニ違う? 日本の安全保障にも影響大なワケ
沖縄に駐留するアメリカ海兵隊の第12海兵連隊が、第12海兵沿岸連隊に改編されます。それはインド太平洋地域で島嶼戦闘を考慮するからだとか。従来とどう変化するのか、組織や装備、戦い方などについて見てみます。
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なんと「75番艦」米海軍のイージス駆逐艦“次世代型”へ 性能別格すぎて艦長階級もランクアップ!? 何が違うのか
70隻以上も建造されているアメリカ海軍のアーレイバーク級駆逐艦が、このたび三世代目「フライトIII」に入りました。今後は空母艦隊における中枢艦にもなる予定で、ゆえに艦長の階級含め既存のアーレイバーク級とは別モノになりそうです。
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「ウチの領土を取り戻す」攻撃はいつまで可能? 「反撃」はOK、「仕返し」はNG 法的な境界線とは
他国に占領されてしまった自国領土を、時間をおいて武力で取り戻すことは認められるのでしょうか。現行の国際法で武力行使は原則認められていませんが、例外として自衛権の行使があります。ただ行使にも、条件があります。
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海自艦が米空母“護衛”も 自衛隊は「9.11」でどう変わったか 改められた“警察頼み”
アメリカ同時多発テロ事件は、軍事侵攻のみならず平時におけるテロ攻撃も脅威であると再認識させられた出来事のひとつでしょう。事件を受け、日本の自衛隊に見られた変化には何があるでしょうか。
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アメリカ海軍の“無人艦”横須賀に現る! その名も「幽霊艦隊」 一体どう戦うのか
アメリカ海軍横須賀基地に、最新鋭の無人水上艦(USV)「レンジャー」が寄港しました。同艦が所属する艦体名は「幽霊艦体」。遠路はるばる“自律”航行して来ましたが、アメリカ海軍は何を目的にしているのでしょうか。
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台湾海峡は誰のもの? 中国「侵入だ」米軍「何か問題が?」 小競り合いの“根拠”
台湾海峡はどこの国に属するのでしょうか。アメリカ海軍とカナダ海軍の軍艦が通航した際、中国は接続水域への侵入だとして警告しました。ただこの主張は、国際法と照らし合わせても矛盾をはらむものと解釈できそうです。
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「戦争」とは呼ばない? アゼルバイジャンとアルメニアも「紛争」 言葉を選ぶもっともな理由
旧ソ連の構成国だったアゼルバイジャンとアルメニアの間で、再び武力衝突が発生しました。両国の長い争いも、ウクライナとロシアの争いもあくまで「紛争」とされます。「戦争」という言葉が使われないことには理由があるのです。
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17年務めた「横須賀の顔」巡洋艦が退役 代わりの最新鋭駆逐艦も“仮”!? 米海軍が目指すのは
17年間、横須賀を母港としたアメリカ海軍の巡洋艦「シャイロー」が、新たな配備先のハワイへ向けて出港しました。その代わりを務めるのは、最新鋭の駆逐艦。装備品の更新時期に差し掛かっていることもあり、横須賀の顔ぶれも変わりそうです。
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750億円かけ日米共同開発 なぜ新型迎撃ミサイル必要? 従来型ではダメなのか
日米両政府が新型の迎撃ミサイル「GPI」の共同開発で合意しました。GPIは極超音速滑空兵器の迎撃用となりますが、すでに日本は「PAC-3」や「SM-3」などを保有しています。これらでは迎撃できないのでしょうか。