日本初「新幹線・道路併用橋」まもなく誕生! 歩道から列車どれくらい見える?
新幹線の計画スタートで急遽変更
福井県の福井土木事務所によると、新九頭竜橋はもともと、道路単独の橋になる予定だったそうです。しかし北陸新幹線の建設計画が進むと、新幹線がこの橋のすぐ近くを通ることが判明。コストや工期、橋脚の河川への影響をふまえ、一体的な橋梁として整備することになりました。
現在、橋の中心を通る新幹線の橋げたは完成し、レールの敷設作業等を待つ段階になっています。道路部分も、左岸側の橋げた設置工事が完了。2021年6月の完成を目指しています。
なお、高速で通過する新幹線の風圧や騒音が自動車・歩行者に影響を与えないよう、新幹線の橋げたには防音壁が設置されています。JR西日本によると、この防音壁は一般的な新幹線に用いられる、高さ2mの防音壁とのこと。全列車が停車する福井駅にほど近く、橋通過時はどの列車も低速で走るため、吸音板や透明の防音板は追加設置しないといいます。これを元にすると、北陸新幹線で用いられるE7系・W7系新幹線が通過する際、自動車や歩行者からの「見え具合」は「窓から上が見える」というイメージになるそうです。
【了】
了様ありがとうございます。大変珍しい構造であります。開業が楽しみであります。