「徘徊型兵器」って何? コスパ最強「自爆型ドローン」でハイテク兵器不要時代到来か

「高価なハイテク兵器が飛び交う」という現代戦争観はもはや古いかもしれません。無人航空兵器、いわゆるドローン兵器は比較的安価なうえ戦車も撃退できるとなればコスパ最強、使わない手はないことでしょう。その最新事情を追います。

戦場カメラマン不要時代

 モニター画面中央に映る、レーダーを回転させた対空ミサイル車両。四角の線に囲まれて嫌な予感がするのもつかの間、次の瞬間、爆炎に包まれました。お次は地上の様子、ビーンという小型レシプロエンジン特有のカン高い排気音が近づいてきますが姿は捉えられず、付近の人達が騒いでいます。しばらくすると機銃の連射音が聞こえ、次の瞬間、画面は爆風で揺さぶられて――このような動画がSNS上に次々とアップされています。

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イスラエルの航空機メーカー、IAIによる徘徊型兵器「ハーピー2」。発射直後のロケットモーターで加速する様子(画像:IAI)。

 2020年9月27日、旧ソ連カフカス(コーカサス)地域のアルメニア軍とアゼルバイジャン軍が戦闘状態に入りました。その戦闘の様子は両国の政府機関公式から民間人まで、色々な人がSNS上に投稿しています。今回の戦闘の投稿画像で特徴に思うのは、無人航空機(UAV、いわゆるドローン)による空撮が多いことです。

 特にアゼルバイジャン軍は、積極的に空撮画像を投稿しています。攻撃の様子を撮影するには攻撃用と撮影用の少なくとも2機以上のドローンが必要ですから、相当数が投入されていることがうかがえます。

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IAI「ハーピー2」のイメージ。戦場を徘徊し、ターゲットが見つからなければ帰投する(画像:IAI)。

 安価で使いやすいドローンは世界中に拡散しています。アルメニア軍やアゼルバイジャン軍がドローンをどのくらい保有しているのか正確な情報はありません。偵察監視だけでなく、戦車などの目標に突っ込んでいく画像も見られ、それらは自ら爆薬を搭載して目標を攻撃する自爆型ドローンです。攻撃される側からの動画では、自爆型ドローンのカン高いエンジン排気音に恐怖を掻き立てられます。

【写真】兵器を操るのもタブレットの時代

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コメント

3件のコメント

  1. 専守防衛の縛りを科せられてて、火器管制レーダーを向けて(銃口を向けるのと同じ)それを嘘で誤魔化す国が隣にあって、しかも政治家が「1発だけなら誤射かもしれない」とほざく日本にこそ、先制攻撃されても人命が失われないドローン兵器が必要だと思うけど
    TVでこういう話題に「でもロボット3原則が~」とフィクションの話する日本のマスコミは自律誘導のミサイル・遠隔制御のドローン・自律制御になるらしい先進無人戦闘機と、フィクションのアンドロイドの区別すらついてなさそう

  2. 我々はこのことを、このNEWSで知ってるが、一般の人はテレビでやってないから、知らないだろう。
    大丈夫か日本。

  3. 危険で困難な任務とされるSEADも「撃たせずに撃つ(`皿´)」を追求するから困難であって、撃墜されてもそれほど痛くない無人機なら容易なんですかね(@_@)
    もしかしたらレーダーを使うSAMが戦艦や騎兵のように歴史の役割を終えてしまうかもしれません(゜ロ゜)