「徘徊型兵器」って何? コスパ最強「自爆型ドローン」でハイテク兵器不要時代到来か

複雑高価なハイテク兵器不要時代は来るのか?

 自ら爆薬を搭載して目標を攻撃する自爆型ドローンは「徘徊型兵器」と呼ばれます。従来の画像誘導式対地ミサイルと似ているかもしれませんが、使い方は違います。徘徊型兵器は文字どおり一定時間目標地域上空を飛行(徘徊)し、高価値目標を発見すると操縦者からの指令で目標に突入する、という使い方をします。従来のミサイルのように発射時に目標を発見している必要はなく、目標が無かった場合には帰投できる機種もあります。

 画像誘導式対地ミサイルを搭載する攻撃機型ドローンもありますが、機体は大型でシステムはずっと複雑高価になります。徘徊型兵器は安価で、操縦するのも特別な技能は必要ありませんし、制御センターのような地上支援設備もありません。

 現代戦は複雑高価なハイテク兵器をたくさん揃えた方が有利だとされてきましたが、徘徊型兵器はこの定義に一石を投じるゲームチェンジャーになるかもしれません。もっとも、誰でも簡単に飛ばせるということ自体、ハイテクだといえるかもしれません。

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トラックに搭載されたランチャーから発射される「ハーピー2」(画像:IAI)。

気軽に簡単に飛ばせて戦車も壊せしかも安価…コスパ最強か

 代表的な徘徊型兵器は、敵の対空レーダーを攻撃する目的で作られたイスラエル製の「ハーピー」で、今回の戦闘にもアゼルバイジャン軍が改良型の「ハーピー2」(別名「ハロップ」)を投入しているようです。

「ハーピー2」は全長2.5m、翼長3m、6時間の飛行が可能で航続距離は1000kmとされ、小規模部隊でも運用でき、いくつかの国が採用しています。搭載している爆薬は23kgであり、主力戦車のような硬目標にも致命傷を与えられます。

【写真】兵器を操るのもタブレットの時代

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コメント

4件のコメント

  1. 専守防衛の縛りを科せられてて、火器管制レーダーを向けて(銃口を向けるのと同じ)それを嘘で誤魔化す国が隣にあって、しかも政治家が「1発だけなら誤射かもしれない」とほざく日本にこそ、先制攻撃されても人命が失われないドローン兵器が必要だと思うけど
    TVでこういう話題に「でもロボット3原則が~」とフィクションの話する日本のマスコミは自律誘導のミサイル・遠隔制御のドローン・自律制御になるらしい先進無人戦闘機と、フィクションのアンドロイドの区別すらついてなさそう

  2. 我々はこのことを、このNEWSで知ってるが、一般の人はテレビでやってないから、知らないだろう。
    大丈夫か日本。

  3. 危険で困難な任務とされるSEADも「撃たせずに撃つ(`皿´)」を追求するから困難であって、撃墜されてもそれほど痛くない無人機なら容易なんですかね(@_@)
    もしかしたらレーダーを使うSAMが戦艦や騎兵のように歴史の役割を終えてしまうかもしれません(゜ロ゜)

  4. こういう兵器をさっさと導入しない。政府はどうなっているんだ。ただでさえ、予算が少ないんだからちゃんと頭を使って欲しい。時代によって変化する戦場の形を考えられないとは、やっぱり自衛隊の方針は米国の言いなりなんですね。なんか知らんがプロ市民どもがイスラエルとの無人機共同開発反対とかほざいているが、これからの戦場は無人機やらAIやらを活用しないとダメです。日本の安全保障の議論はなんで、軍隊による抑止を最初っから嫌悪してスタートすんでしょうか。意味がわからない。頼むから、日本の大学で軍事力を無視する国際政治学リベラル派の授業だけでなく、軍事力を無視しない国際政治学リアリズム派の授業もしてほしい。なんか「人類の歴史を見ていると戦争が多いからこれからの時代は過去を教訓として世界平和を目指そう。」とかいうことを何度も耳にするけれども、人類の歴史を見たらわかる。「ベトナムを原子時代に戻してやる」とか言っていたアメリカ軍の将校はA級戦犯と同じように、「人道に対する罪」で裁かれたのか?侵略戦争を起こしたブッシュは「平和に対する罪」で裁かれたのか?両者とも裁かれていない。何故か?それは軍事力が強く周りの国が刃向かえないからである。中国に勝ちたかったら、抑止力を強くしよう。