「地下鉄なのに地上区間」なぜ生まれた? 東京では「ちょっとだけ地上」も多いワケ
地下鉄という名前を冠していながら、一部で地上を走る路線があります。なぜこのような建設方式になったのでしょうか。コストや地形など、様々な要因があります。
地下を走らない地下鉄
「地下鉄」を名乗りながら、まとまった区間、地上を走る路線があります。東京メトロ東西線の南砂町~西船橋間や、都営三田線の志村坂上~西高島平間、大阪メトロ御堂筋線の中津~江坂間などがその例で、車窓はもはや地下鉄ではなく「普通の鉄道」とほぼ変わりません。
この「地下鉄の地上区間」は、神戸や札幌なども含め、おもに郊外の区間で見られる光景です。
もともと地下鉄は、都市部の用地取得の問題や、地上における空間利用の制約を避けるために採用されますが、高架線に比べ建設費用は高くなってしまいます。その点、郊外部ではそれらの制約が比較的小さいため、コスト面で有利な高架線として建設されることがあるのです。
また同様の理由から、高速運行を重視してまっすぐ線路を引くことが比較的容易というメリットがあります。実際、東京メトロ東西線の快速は、地下区間の最高速度が80km/hなのに対し、地上区間では最高100km/hで走ります。
このほか、車両基地がある関係で、地上に駅が設けられるケースもあります。東京メトロ千代田線の綾瀬~北綾瀬間や、横浜市営地下鉄ブルーラインの上永谷駅、新羽駅などがこれに該当します。
トンネルと列車とのあいだの間隙が側方において400mm以上は地下鉄ではない?ならば総武快速=横須賀線東京トンネル内で列車が80km/h以上だすのも納得がいきますね。上野の新幹線の歳高速度はどうなんでしょう。
営団東西線の建設途中の江戸川区の航空写真見たら田畑の中を真っ直ぐに高架線が伸びたものでした。
今の市街地住宅街のイメージがあるので衝撃的でしたがあれでしたら確かに地下に建設する必要が無いですね。