東京の「梅田」どんなとこ? 下町の裏道ゆく都バス「草41」 終点は妙な位置に

JR大阪駅もある大阪キタの中心地「梅田」、実は同じ地名が東京にも存在します。その名を冠した都営バスの終点は、路線図を見ても、ちょっと妙な位置に。東京の「梅田」、どのような場所なのでしょうか。

地名の由来は大阪と同じ? 足立梅田町止まりのワケは

 梅田の地名の由来は、もともとこのあたりが低湿地帯で、それを埋め立てて田にしたことから「埋田」、転じて「梅田」になったといわれています。大阪の梅田と同じ成り立ちといえるでしょう。

 ただ足立梅田町のバス停は、「なぜここが終点?」という中途半端な感じを覚えるかもしれない場所にあります。バスが3台停まれる草41専用の折返所を備えていますが、周囲は大小のマンション、戸建てが立ち並ぶ東京の典型的な住宅街といった趣で、特に何かあるわけではなさそうです。なお、道自体はバス停からさらに北へ続いており、東武スカイツリーライン(伊勢崎線)の梅島駅までは徒歩6分ほどという位置にあります。

 その不思議な位置関係は、都営バスの路線図を見るとよりハッキリします。すぐ近くを「王49」系統(王子駅前~千住車庫前)が走っており、足立梅田町からあと300mほど進めば接続できるという位置にあるのです。しかも、両路線とも千住営業所が担当しており、ときおり足立梅田町から千住車庫への回送便も走っています。

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足立梅田町が終点の草41は、近くを走る王49などと接続しない(画像:東京都交通局)。

 その理由を探るべく、足立梅田町のバス停が開設された1950年代の現地の状況を調べてみました。

 梅田地区は戦災を免れ、戦後間もない頃にはすでに住宅が密集していました。現在、バスの終点からひとつ目の信号がある交差点は、2000年代までT字路になっており、交わる道路は狭く、バスが入るのは困難だったと見られます(中型車で運行していた頃は回送路に使用)。

 またバス折返所のはす向かいには現在、周囲でも目立つ大型マンションが立っていますが、足立区によると、ここはかつて田辺製薬(現・田辺三菱製薬)の工場だったそうです。梅田地区の中心部を貫く道路を、バスが走れるところまで乗り入れ、それが田辺製薬の工場前だった、といえるのかもしれません。

【路線図】東京の「梅田」へ向かう草41系統

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