「背のひく~いオデッセイ」は何だったのか ミニバン先駆者「変身」の歴史 新型は

マイナーチェンジしたホンダ「オデッセイ」。“背の低いミニバン”というジャンルを作り上げた立役者ですが、5代目からは一転して背が高くなっています。そうしたオデッセイの「変身」の歴史を振り返ります。

もっと背が低くなった3代目、4代目

 そんなオデッセイのヒットをライバルたちが黙って見過ごすわけはありません。トヨタからは「イプサム」、日産からは「プレサージュ」や「バサラ」、マツダ「プレマシー」など、各メーカーからヒンジ式4ドアの乗用車ライクなミニバンが世に送り出されます。

 そこで、ホンダは1999(平成11)年にデビューさせる2代目をキープコンセプトとし、2003(平成14)年登場の3代目では、さらにコンセプトを進化させます。新しく開発した低床プラットフォームを使うことで、全高をさらに1550mmまで下げてしまいます。

 初代より10cmほども背が低くなり、ミニバンなのに立体駐車場へ入れることさえ可能とさせました。つまり、ミニバンでありつつも、“セダンの快適さや走行性能”をさらに追求したのが3代目モデルです。

 そして、そのコンセプトは2008(平成20)年に登場する4代目モデルにも受け継がれます。3代目から4代目にかけて、オデッセイは“背の低いミニバン”というコンセプトをさらに先鋭化させました。

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初代オデッセイ(画像:ホンダ)。

 ところが、人気というのは移ろいやすいもの。1990年代から2000年代にかけて一世を風靡した背の低いミニバン人気は、2010年代になると一気に下火になり、ライバルたちは次々とフェードアウトしていきます。

 一方で、背の高いミニバンの人気は堅調そのもの。つまり、市場は“セダンの快適性と走り”ではなく、“広い室内空間の実用性の高さ”を支持するようになったのです。

【写真】全高「低→超低→高」 歴代オデッセイ変遷

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コメント

2件のコメント

  1. 本来オデッセイクラスのトレッドなら丁度良い高さかな、外国に売られて行ったフェリーは増築して転覆したりしましたがね

    キャンピングカーもワイドトレッドか後輪にはダブルタイヤですかね

  2. 3・4代目のオデッセイは、全高をタワー式駐車場に入る高さにすることで、ミニヴァンの側からステーションワゴンとミニヴァンの融合を目指した車でした。ホンダの名車といっていいと思います。

    5代目(現行)のオデッセイは、エリシオンを吸収したことで背高・スライドドアになりましたが、オデッセイの長所もエリシオンの長所も引き継げない、どっちつかずの車になってしまったようです。

    ボンネットライン直下のスペーサーを予めセダン用に入れておくことで、タワー式駐車場に入ることのできる全高に抑えたオデッセイと、室内高を高くとった1BOX型ミニヴァンのエリシオンを、同じ車台(プラットホーム)で造ることはできなかったのかという疑問を持たざるを得ません。

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