さらば「初代こまちカラー」 定期運用廃止の元・秋田新幹線E3系 今後どうなる?

秋田新幹線の初代「こまち」カラーを残していたE3系電車が、定期運用を引退しました。秋田新幹線用として造られたE3系は全部で26編成あり、一部は改造されて現在も走っていますが、今後はどうなるのでしょうか。

元「こまち」の多彩な再就職先

 秋田新幹線の初代「こまち」として導入され、そのカラーを残したまま東北新幹線を走り続けていたE3系電車の一部が、2020年10月をもって定期運用から引退しました。残る改造車を含め、今後E3系はどうなるのでしょうか。

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初代「こまち」カラーのE3系電車。

 E3系は、1997(平成9)年に開業した秋田新幹線の初代車両として登場しました。これに先立つ1995(平成7)年に最初の1編成が落成し、秋田新幹線用としては2005(平成17)年まで計26編成が製造されています。

 大きな転機が訪れたのは2013(平成25)年、秋田新幹線の現行車両である赤いE6系電車が登場したことです。翌年にE3系は秋田新幹線から撤退。1990年代に製造された17の編成はすべて廃車された一方で、2000年代に製造された残りの編成は、他路線で活躍することになります(1編成のみ廃車)。

 このうち製造年が新しい4編成は、現行の山形新幹線「つばさ」として改造されカラーも変更されました。ほかに山形新幹線の「とれいゆつばさ」として1編成、上越新幹線の「現美新幹線」として1編成がそれぞれ改造されています。

 今回、定期運用を外れたのは、初代「こまち」カラーのまま東北新幹線「やまびこ」「なすの」として運用されていた2編成です。新型コロナによる乗客減少の影響によるものとされています。また、2020年12月には「現美新幹線」の1編成もラストランを迎える予定です。

 なお山形新幹線には2024年、新型となるE8系電車の導入が予定されています。これにより元「こまち」の編成も含め、E3系電車が置き換えられていく見込みです。

【了】

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