コロナ禍で広まる「遊覧チャーター」各航空会社の強みは? 値段880万&世界初のものも

JAL&ANAだけではない! ユニークな遊覧チャーターの数々

 こういった遊覧チャーターを実施している航空会社は、何も老舗だけとは限りません。

 北九州を拠点とするスターフライヤーは、一風変わった遊覧チャーターフライトを企画。拠点である北九州空港発着で、夜間飛行しながら、その機内でプラネタリウムを上映するという試みです。初回は10月に実施されましたが、利用者からの要望が多かったことから、12月にも5日(土)、12日(土)の2回、追加での開催を予定しています。

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JALが実施した「空たび 星空フライト」の様子(2020年9月26日、乗りものニュース編集部撮影)。

 LCC(格安航空会社)のジェットスター・ジャパンでは、航空機チャーターを手掛けるACJ(エアチャータージャパン)とコラボ。成田空港発着の遊覧飛行をしつつ、その機内で子どもたちや学生にむけ、パイロットの講話や機内アナウンス体験といった場を設け、「空飛ぶ修学旅行」ともいえる航空教育の場として、チャーター便を使用する試みが実施されています。

 また、いわゆる航空会社ではなく、旅行会社が提供する遊覧チャーターも、一風変わったものが見られます。

九州産交ツーリズムでは、熊本空港発着で2021年の元旦、ビジネスジェットをチャーターした、リッチさにあふれた遊覧飛行をする計画を発表。8席限定で、料金は税込み888万円です。専用車による自宅までの送迎付きで、機内ではCAがシャンパン、御節料理など、正月にちなんだ優雅なサービスを提供するといいます。

【了】

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