折尾駅の新駅舎1月2日使用開始 大正の旧駅舎再現 待合室の「円形ベンチ」も復活

「日本初の立体交差」を伝える展示も。

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折尾駅新駅舎のイメージ(画像:JR九州)。

 JR九州と北九州市は2020年11月18日(水)、鹿児島本線と筑豊本線が交差する折尾駅(北九州市八幡西区)で、2021年1月2日(土)から新駅舎を使用すると発表しました。

 新駅舎は現在の北口仮駅舎の裏に位置します。改札は、北口、東口、西口が閉鎖されてこの新駅舎の改札1か所に集約される予定です。鷹見口は現状から変わりません。新駅舎の使用開始により、鹿児島本線と筑豊本線の乗り換えが短縮されます。

 新駅舎は1916(大正5)年に建てられた旧駅舎の外観を可能な限り踏襲。棟飾りなど象徴的な部材は補修やレプリカなどで再現します。駅舎では、筑豊本線で実際に使われていたレールと枕木を展示したり、レールだった位置を明示したりするなどして、日本初の線路の立体交差が折尾にあったことを伝えます。旧駅舎の待合室にあった円形ベンチも新駅舎で再現されます。

 新駅舎への切り替えと同時に、鹿児島本線新ホーム(4・5番のりば)の使用も始まります。線路切り替え工事のため、1日(金・祝)深夜から翌2日(土)早朝にかけて鹿児島本線の上下普通列車7本が一部区間運休。さらに特急「きらめき」18号・20号・22号がそれぞれ全区間運休します。一方、普通列車4本の臨時運転も計画されています。

 2021年度には折尾駅全線の高架化が完了。2022年度は北口駅前広場が、2024年度は南口駅前広場がそれぞれ完成する予定です。

【了】

【画像】円形ベンチも再現した新駅舎の待合室

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