日本の護衛艦 インドネシアへ輸出なるか フネは3900トン型? そもそも本当に売れる?

一部メディアがインドネシアと護衛艦輸出で交渉中と報じました。「くまの」と同型艦も候補とか。実現すれば国内の防衛産業にとって吉報ですが、一方でインドネシアには、こうした防衛装備品の交渉ごとにおいて要注意な経歴もあります。

最大のハードルは…インドネシアとの交渉 メリットデメリット

 これまで述べてきたように、インドネシアへの護衛艦輸出について、防衛装備移転三原則と、インドネシア海軍の要求を充たす艦という条件についてはある程度クリアできると考えられます。しかし最大の問題は、これまで防衛装備品の輸出経験の少ない日本が、防衛装備品の導入で各国と何度か問題を起こしているインドネシアと、根気強く付き合い続けることができるのか、という点にあると筆者は思います。

 インドネシアは2010(平成22)年、韓国の新戦闘機「KF-X」の開発に参加し、開発費の20%を負担する代わりに韓国からKF-Xの試作機1機の譲渡と技術供与を受けて、国産戦闘機「IF-X」を開発する、といった内容の協定を韓国とのあいだに締結しています、しかしインドネシアからの韓国への開発費の払い込みは遅れており、その一方でインドネシア政府がフランスやアメリカ、オーストリアなどから戦闘機の導入交渉を行なっているとメディアが報じていることから、韓国の世論はインドネシアに対して厳しくなっています。

 また、インドネシアはロシアとのあいだで、Su-35戦闘機の導入交渉も行なっていましたが、交渉の途中でSu-35の代金の支払いを原油やコーヒー豆といった、インドネシアの主要産品での代物弁済とするよう、ロシア側に求めたとの話もあります。

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2018年11月にジャカルタで開催された防衛・セキュリティ総合イベント「Indo Defence」で展示された「IF-X」の大型模型(竹内 修撮影)。

 そうした困った経歴がある一方で、インドネシアは中国と海洋権益で対立しており、インドネシアへ護衛艦を輸出することによって中国をけん制できる効果が期待できるほか、アメリカなどからの防衛装備品の輸入増によって厳しい状況に置かれている日本の防衛産業を、保護し育成するという面でも大きな効果が期待できます。

 ただでさえ経験不足の日本にとって、インドネシアへの護衛艦の輸出は容易なことではありませんが、インドネシアに限らず、島国の日本にとって生命線である海洋の自由航行という理念を共有できる国々への防衛装備品の輸出は国益にかなうものであると筆者は思いますし、将来の日本にとってはさらに重要な存在となる東南アジア諸国との絆を深めるという意味でも、しり込みせずに取り組んでほしいとも思います。

【了】

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コメント

1件のコメント

  1. インドネシアはいつも値切ったあげくに

    中国から不良品を買っては大損しているが

    まったくもって学んでいない。

    高官がバックもらってバックレているのかな。

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