コロナ禍で世界中が「鎖国」のいま 国際線に搭乗してみた

航空券の予約時点から普通じゃなかった

 筆者が使ったのは、2020年11月18日(水)の成田9時35分発、香港13時55分着のJL029便ですが、こんな状況だったので、航空券の予約の時点から普通ではありませんでした。

 安く買うために航空券の比較サイトを利用するわけですが、6万円代という、コロナ拡大前のフルキャリアでの通常価格に近い値段が出ました。航空券の値段があがっていると聞いていたので、これはラッキーと思い、予約を進めていくと、最後のクレジットカードでのプロセスで決済がおりません……。

 この比較サイトの隅に小さく「注意事項」が表示されていて、そこをクリックすると、新型コロナウイルスが何かその会社に影響を与えているのか、「現在、この航空券を扱っている会社は決済トラブルが起きている事例があり、気をつけてください」と書かれていました。その表示通りだったので、格安サイトからの予約をあきらめました。

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ほとんど人がいなかった成田空港の出発ロビー(2020年11月18日、武田信晃撮影)。

「飛んでない便」の予約ができる!?

 そうなると、航空会社のサイトから直接予約することになります。キャセイ、JAL、ANAで一番安かったのがJALでした。

 ところが、JALは日曜日と水曜日のフライトにも関わらず、すべての曜日が予約できます。往復で6万円の日もあれば、15万円位する場合もあります。頭では日曜と水曜と理解していても、「実は毎日運航してる?」とついつい思ってしまいます。念のためJALに電話で直接確認すると、価格が高い便は飛んでいないということが分かりました。

 ただ、これも一筋縄ではいきません。一番安かった便を買おうとクリックすると、スケジュールの詳細が現れ、それはすこし先ではありますが、香港からの帰国する場合のフライトが関空経由で成田に着くというものでした。

 乗客は全員、日本入国時にPCR検査を受ける義務があるため、筆者はこの場合、関空でPCR検査を受けるという流れになります。検査結果待ちに要する時間を考えると当然、成田に向かう便に乗れる保証がありません。

 不思議なので改めてとJALに電話すると「ややこしくて申し訳ないのですが、それは買わないでください」と言われてしまいました……。そんなことをしながら、ようやく水曜日のフライトを購入できました。

【写真】今回の香港行きJAL便で提供された「1種類のみ」の機内食

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コメント

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5件のコメント

  1. 1日1往復が確保されているなら、可能かは知りませんが各キャリアがお互いにコードシェアすれば見かけ上はあたかも各社が毎日飛ばしているような形になりますね。

  2. これ、事実関係に間違いが多すぎます。

    今現在、国際線が飛んでる空港は成田、羽田、関西、中部、福岡です。そして、中国(香港マカオ含む)韓国からの発着便が成田、関西に限定されていましたが、その条件も解除されて、今は中部、福岡にも韓国からの便が発着しています。

    そして、感染流行地域でないとされている国から入国した場合には、PCR検査は必須ではありません。例えば韓国からの入国の場合、PCR検査を受ける必要はありません。

    • この方、予約時点から普通じゃなかったと書いています。今であればコメ主さんの通りでしょうが、この方が飛行機を予約したであろう数カ月前は、まだ規制は今ほど緩和されていなかったと思います。そこを読み手は汲んであげてもがいいのかなという気もします。

  3. 中部→羽田の間違いでは?

  4. ジャーナリスト(?)武田信晃様

    私はパリ在住で、つい最近日本に帰国して、今ヨーロッパに戻ってきたところなのですが、貴方のブログに訂正すべき個所が多いようです。

    xいつでも国際線に乗ることができる立場にある数少ないジャーナリストのようです。
    →いつでも国際線に乗ることができる、多くのジャーナリストのうちの一人
    xコロナ禍で世界中が「鎖国」のいま →国際線利用者が再び増え始めた今(タイトルが今更感あります)
    x乗客は全員、日本入国時にPCR検査を受ける義務があるため、
    →抗原検査を受ける義務があるため、
    x検査結果待ちに要する時間を考えると当然、成田に向かう便に乗れる保証がありません。
    →海外からの入国者は国際線に乗せてもらえません。よって検査結果を待つ云々ではなく、強制的に関空近くで2週間隔離となります。