コロナ禍で世界中が「鎖国」のいま 国際線に搭乗してみた

搭乗者は約40名 これでも「多め」

 今ではウェブでチェックインできますが、グランドスタッフに実際の状況を聞きたかったので、あえてカウンターで手続きをしました。

 今回の使用機体は、総座席数195のボーイング787-9「ドリームライナー」だそう。香港便は、普段なら往来する人が多いので収容人数の多いB777を使うようなところですが、燃費がよく、機体が小さい「ドリームライナー」を使うことで、少しでも収益に貢献させようという努力が感じられました。

 とはいえ、今回の搭乗者数は約40人だという……。前週は10人のときもあったそうで、「今日は多め」だといいますが、それでも飛ばすだけ赤字のはずです。

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約40名の搭乗だった成田発香港行きJAL機内の様子(2020年11月18日、武田信晃撮影)。

 B787-9のエコノミークラスの座席配置は2-4-2の1列8席ですが、そもそもチケットを買うとき、窓側2席と通路側2席の4席しか販売していませんでした。前後の販売座席は、1列空けているのかわかりませんが、空けないで販売したとしても、エコノミークラス総座整数の半分しか販売できません。

 航空会社が赤字覚悟で飛ばす理由について、ある航空関係者に聞いたところ、将来の発着枠確保の関係からフライトを継続して飛ばしていると話していました。「40」という数字を聞いて、本当になんとも言えない気持ちになりました。

【写真】今回の香港行きJAL便で提供された「1種類のみ」の機内食

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コメント

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5件のコメント

  1. 1日1往復が確保されているなら、可能かは知りませんが各キャリアがお互いにコードシェアすれば見かけ上はあたかも各社が毎日飛ばしているような形になりますね。

  2. これ、事実関係に間違いが多すぎます。

    今現在、国際線が飛んでる空港は成田、羽田、関西、中部、福岡です。そして、中国(香港マカオ含む)韓国からの発着便が成田、関西に限定されていましたが、その条件も解除されて、今は中部、福岡にも韓国からの便が発着しています。

    そして、感染流行地域でないとされている国から入国した場合には、PCR検査は必須ではありません。例えば韓国からの入国の場合、PCR検査を受ける必要はありません。

    • この方、予約時点から普通じゃなかったと書いています。今であればコメ主さんの通りでしょうが、この方が飛行機を予約したであろう数カ月前は、まだ規制は今ほど緩和されていなかったと思います。そこを読み手は汲んであげてもがいいのかなという気もします。

  3. 中部→羽田の間違いでは?

  4. ジャーナリスト(?)武田信晃様

    私はパリ在住で、つい最近日本に帰国して、今ヨーロッパに戻ってきたところなのですが、貴方のブログに訂正すべき個所が多いようです。

    xいつでも国際線に乗ることができる立場にある数少ないジャーナリストのようです。
    →いつでも国際線に乗ることができる、多くのジャーナリストのうちの一人
    xコロナ禍で世界中が「鎖国」のいま →国際線利用者が再び増え始めた今(タイトルが今更感あります)
    x乗客は全員、日本入国時にPCR検査を受ける義務があるため、
    →抗原検査を受ける義務があるため、
    x検査結果待ちに要する時間を考えると当然、成田に向かう便に乗れる保証がありません。
    →海外からの入国者は国際線に乗せてもらえません。よって検査結果を待つ云々ではなく、強制的に関空近くで2週間隔離となります。