デカい・複雑・車多し 東京の要注意な交差点5か所 矢印信号だらけ 右折車線だらけ
「右折車線ばっかり」って!?
都内屈指の交通量の交差点は、そのずっと手前から要注意です。
交通量は都内屈指:大原交差点(世田谷区)
東西に甲州街道(国道20号)、南北に環七通りが交わる交差点です。また上空には甲州街道に沿って首都高4号新宿線が通っています。都内で最も交通量が多いといわれる交差点のひとつです。
環七通りと主要道路との交差点は通常、環七通り側がアンダーパスもしくは高架で交差点をパスできますが、ここは甲州街道側にアンダーパスがあり、環七通りを行く車両は平面交差です。
そのためか、環七通り内回りから甲州街道の下りへ右折する車両がとりわけ多く、日中には右折待ちの車列が、400m北側の泉南交番前交差点近くまで伸びるのもしばしば。その左側の直進車線は、右車線側から出ようとするクルマと、割り込んで入ろうとするクルマが錯綜します。かといって、最も左側の車線を直進すると、大原交差点を通過後に車線減少するので注意が必要です。
右折車線が多すぎ!?:祝田橋交差点(千代田区)
皇居の一画、内堀に沿う内堀通りと、東西方向の晴海通りが交わる交差点です。ここは交通量も多いですが、何といっても特徴的なのが、その車線運用です。
内堀通りの北から交差点に近づくと、片側3車線が5レーンに広がり、「直進・左折/右折/右折/右折/右折」と4レーンが右折車線になります。事前に真ん中のレーンを走っていても直進できない構造のため、あわてて左端のレーンへ車線変更するクルマも見られます。
その反対側、交差点の南(新橋方面)から北(大手町方面)への通行も注意が必要です。交差点手前の直進レーンは2車線ありますが、交差点通過後、約300m先にある二重橋前交差点までのあいだに、2レーンとも右折レーンへ変わるため、さらに直進するにはすぐ車線変更しなければなりません。
とはいえ、こうした運用は東京駅~国会議事堂方面を往来するタクシーをはじめとしたクルマの流れに沿っている、ともいえます。国会議事堂付近から、五反田、六本木、渋谷、新宿方面へと主要道が分岐していきますが、その根本の部分に祝田橋交差点があるのです。
私は余程の理由がない限り、都心へは車では行きません。車線を選ぶのに迷うのは危険です。