山手線と大阪環状線の「違い」5つのポイント ぐるぐる回るだけとちゃうで!

山手線は「『の』の字運転」だったことも

 山手線も大阪環状線も、最初から1周の線路があったわけではありません。

なりたち

 山手線はまず、明治時代に品川~新宿~赤羽間から開業し、のち池袋~田端間が開通して上野駅への乗り入れが可能になります。品川~東京~上野間は品川側から電車用の線路が順次建設され、1919(大正8)年、東京駅まで開通。中央線と接続し、中野(中央線)~東京~品川~池袋~上野間を直通する通称「『の』の字運転」が行われました。

 その6年後、1925年(大正14年)に東京~上野間がつながったことで、現在のような周回運転が始まりました。なお、山手線の最初の開業区間のうち池袋~赤羽間は、長らく山手線の支線に位置付けられていましたが、1972年(昭和47年)に赤羽線として独立。現在は運転系統としての「埼京線」の一部に組み込まれています。

 一方の大阪環状線は、明治期に開通した天王寺~京橋~梅田(現・大阪)間が「城東線」、大阪~西九条~桜島間が「西成線」と呼ばれていました。

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大阪環状線の運転系統図。JRゆめ咲線(桜島線)ユニバーサルシティ駅にて(2020年12月、中島洋平撮影)。

 1961年(昭和36年)、西側区間にあたる西九条から天王寺にかけてが新規開通したことで、城東線と西成線の大阪~西九条間、新規開通区間を合わせて大阪環状線が成立。このとき西成線の西九条~桜島間は桜島線として分離され、現在に至ります。

※ ※ ※

 ちなみに地下鉄では名古屋地下鉄名城線が周回運転を行っていますが、こちらは「内回り」「外回り」ではなく、「左回り」「右回り」という言葉で方向が案内されます。理由は、全線地下で風景による確認がしづらいため、路線図から走行方向をイメージしやすいようにしている、ということでした。

【了】

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コメント

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3件のコメント

  1. 以前の話、大阪駅から弁天町の交通科学館に行くとして環状線ホームで電車を待つといろんな行き先の電車が来て乗ってよいものか迷った。
    山手線は基本的に山手線の電車しか発着しないので安心できる。
    もし、湘南新宿ラインも同じ線路だったら、恵比寿から五反田に向かうのに、停まらない電車に乗ってしまう可能性も。
    今後も山手線は山手線だけの運行であってほしい。

  2. くだらん記事

  3. 名古屋の名城線も入れてやれよ