降りて絶句…「ビックリ立地の地下鉄駅」5選 周囲は山!虚無!静寂!

「何もない」にはワケがある

 他にも「これが地下鉄の駅!?」と驚いてしまう、大都市の風景とは思えない駅もありますが、実は明確な理由があってそうなっているところもあります。

舞岡駅(横浜市営地下鉄ブルーライン)

 地形の起伏が激しい横浜市を、あざみ野駅から湘南台駅まで結んでいく横浜市営地下鉄ブルーライン。その中で、戸塚駅の隣にある舞岡駅の駅前風景は、地下鉄の駅前の一般的イメージとは異なります。

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舞岡駅の周辺(乗りものニュース編集部撮影)。

 周囲は見渡す限りの山林や畑。「うさぎ追いしかの山」の童謡を彷彿させる田園風景で、駅前徒歩1分圏内には「いちご狩り」のビニールハウスも。

 都市開発から完全に取り残されているように見える舞岡駅周辺ですが、こうなったのはれっきとした理由があります。それは、一帯が都市計画法で定める「市街化調整区域」に指定されているからです。

 市街化調整区域では、農産物直売所など一部の例外を除き、土地の改変や建築物の設置などの開発行為はできません。これは、土地の無秩序な開発によって自然が失われていく「スプロール現象」を防ぐため、自治体の政策により指定されるものです。

 舞岡駅の「のどかな風景」は、決して見捨てられた結果なのではなく、法律によって大切に守られてきた、都市部に残る日本の原風景と言えるかもしれません。

真駒内駅(札幌市営地下鉄南北線)

 札幌市営地下鉄として最初に開業した南北線は、郊外の平岸~真駒内間で高架になっています。しかし、雪害対策のためシェルターに覆われており、開放感はあまりありません。この高架区間の終わり、札幌市営地下鉄の最南端に位置する終着駅が真駒内駅です。

 真駒内駅の東側は丘陵の斜面になっており、樹林が南北に連なっています。西側もバスロータリーと団地が広がり、札幌駅周辺の喧騒が嘘のようにのどかな光景です。

 かつて真駒内駅は、札幌市街地から豊平川上流の温泉地・定山渓まで向かう「定山渓鉄道」の途中駅でした。地下鉄開業に先立つ1969(昭和44)年に廃止されましたが、かつての痕跡が今もいくつか残されています。豊平川をさかのぼるにつれ、平野から谷間へ風景が移り変わっていく、そんな場所に真駒内駅は位置しています。

【写真】「世界の果て」八尾南駅の周囲の風景

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コメント

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6件のコメント

  1. 八尾南駅については事実誤認も甚だしいですね。
    駅の南側は無視ですか?
    よくこんないい加減な記事を書けるものです。

    • ここのライターはほとんど皆、記事を面白くする為なら誇張やら歪曲やらあらゆる粉飾も、
      取材相手の迷惑など屁とも思わない、所謂マスゴミと呼ばれる人種と同類ですので何を言っても無駄です。

    • ライター採用ページには「雑誌や新聞などの紙媒体に匹敵する質を大切にしています。」ってあるのにね。

    • センセーショナルな見出しだけで売ってるような「低俗な雑誌や新聞」には匹敵するのかな?

    • ありがとうございます。たしかに他の意見にもあるように、八尾南駅については南側の内容は全くありませんね。北側だけ見ていかにも無法地帯的なレポートになっておりますので、信憑性に乏しさが出ます。あと、当サイトの記事の最後に【了】で締めますが、自分も最初は編集長様の止めサインと勘違いしておりましたが、ある投稿者様からの指摘で「終了」の略であるが分かりましたが、やっぱりこのパターンは他では見ないパターンなので、やっぱり【了】は終了の意味ではなく編集長様(○○[苗字]了氏)のサイン(書の世界でいう印鑑みたいなもの)ではないかと未だに思いますが…。

  2. 最後の京阪京津線→京都市営地下鉄東西線の話で、九条山と日ノ岡の2駅が廃止になったことが掛かれていますが、日ノ岡に関しては御陵に近いのが理由の一つで、東西線の御陵駅は京阪の旧御陵駅と旧日ノ岡駅の中間点付近に設置されています。
    代替案なしに廃止されたのは九条山駅のみです。
    ちょっと記事がいい加減かな?