羽田空港貨物エリアがなぜか「クリスマス仕様」に きっかけはANA便常連の公認サンタ
一般の人の立ち入りができない羽田空港の「国際貨物ターミナルビル」に、公認サンタのパラダイス山元さんやJOYさん、わたなべ麻衣さんが登場。ANA便でサンタさんへの手紙を送る取り組みの出発式が行われています。
フランクフルト行きに約8万通
一般の人の立ち入りができない羽田空港の裏側、航空貨物を取り扱う「国際貨物ターミナルビル」が2020年12月13日(日)、一瞬だけ「少し早いクリスマス仕様」になりました。
ここで実施されたのは、トイザらスとグリーンランド国際サンタクロース協会、そしてANAグループで航空貨物運送事業を手がけるANA Cargoなどにより企画された、ANA(全日空)便で日本の子どもたちから届いた「サンタさんへの手紙」を、サンタクロース協会に届ける取り組みの出発式です。
出発式には、今回の発案者となったアジアで唯一の公認サンタクロース、パラダイス山元さんのほか、タレントのJOYさん、わたなべ麻衣さん夫妻も登場。ANAカーゴの吉田英俊執行役員 羽田国際ウェアハウスオペレーションセンター長は、今回の輸送が実施された経緯を次のように話します。
「パラダイス山元さんは、実はANA便を年間1000便も利用してきたこともある、ヘビーANAユーザーの方です。これまで日本の子どもたちが書いたサンタへの手紙は、山元さんが運んでいました。ところが新型コロナで渡航制限が発生したことで、山元さん側から『手紙を航空貨物として運んでほしい』と輸送協力を持ちかけられました。暗い世の中ですが、明るい話題になるのではと思います」(ANAカーゴ 吉田英俊執行役員 羽田国際ウェアハウスオペレーションセンター長)
今回集められた手紙はおよそ8万通で、その夜に羽田を出発するフランクフルト(ドイツ)行きのANA便に搭載される予定です。
【了】
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