ズラリ並ぶ巨大構造物 NEXCO東日本の研修施設に潜入 実物叩いて学ぶコンクリートの劣化

NEXCO東日本の社員向け施設「総合技術センター」に進入。そこには、撤去された「道路の一部」の実物が多数展示されていました。これらボロボロになった巨大構造物こそが「生きた教材」です。

橋の一部をコンコン…「音が違うでしょ?」

 撤去された床版などは、一見するとボロボロの巨大構造物ですが、これらは「生きた教材」。なかにはNEXCO西日本管内から運んできたという、熊本地震で折れ曲がった九州道の橋桁や、タンカーの衝突によって壊れた関西空港連絡橋の一部も展示されています。

 実際の点検では、コンクリート構造物を手持ちのハンマーで叩いたり、指揮棒の先に金属製のローラーが付いたような「コロコロeye」と呼ばれる道具を使ったりして「音」を聞き取ります。コロコロeyeを床版の上で動かしてみると、「ほらそこ、音が違うでしょう。内部でコンクリートが劣化し、鉄筋から浮きができている箇所です」と、総合技術センター技術企画課 課長代理の寺沢直樹さんが教えてくれました。

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開発・実習棟(2020年12月15日、中島洋平撮影)。

 寺沢さんによると、この総合技術センターはNEXCO東日本関係者にとって、基礎的な土木の知識を学ぶ場とのこと。おおむね入社10年目までの技術者を育てたいといいます。

 ちなみに、これだけ立派な施設を一般公開しないのか、という質問も出ましたが、新型コロナの影響もあり、現在のところ未定だそうです。

【了】

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