「新幹線オフィス」はB席とD席使用不可 追加料金不要 JR東日本が実証実験へ
JR東日本が、「新幹線オフィス」実証実験について概要を発表。2021年2月に、東北新幹線の対象列車に、「リモートワーク推奨車両」が設定されます。追加料金は不要で、ツールの貸し出しなどもあるそうです。
隣の席に人が来ない形で
JR東日本が2020年12月22日(火)、「新幹線オフィス」の実証実験について概要を発表しました。
輸送サービスにおける新たな付加価値の提供を目指すJR東日本が、昨今におけるリモートワークの広がりを受け、新幹線の座席でもウェブ会議を実施できる車両を設定。利用動向や新幹線車内におけるリモートワークの課題、要望を調査するものです。
新幹線の座席では通常、携帯電話などでの通話を遠慮してもらうことになっていますが、実証実験では、ウェブ会議にも対応できる通話が可能な「リモートワーク推奨車両」を、対象列車に1両設定します。
利用は、対象列車への乗車に必要な乗車券、新幹線特急券を持っていれば可能で、追加料金は不要とのこと。座席指定はないため、満席の場合は利用できません。またA席からE席まで横5列ある座席のうち、B席とD席は、仕事に集中できるよう使えなくなっています。
利用の際にアンケートへ協力すると、JR東日本が運営するシェアオフィス「STATION BOOTH」の無料利用チケットがもらえます。
また通信ルーター貸し出しなど、快適で効率的なリモートワークを行うためのツールを試すこともできるそうです(詳細は後日発表)。
そうそううまくリモートワークの客の旅程に合うかわかりませんが、試すのはよいことでしょう。日本の鉄道の一人1km当たりの二酸化炭素排出量が少ない要因の一つに「詰めこみ」がありますがこんな贅沢な座席の使い方を(会社は違うものの)リニアでも実施したら、出すCO2の少なさで飛行機に負けるかもしれませんね!