カッコいいけど中途半端じゃ!? エンジン3発のジェット旅客機 なぜ生まれたのか?

3発機でもスタイルを変えた後進モデル その理由とは?

「トライデント」やボーイング727といった初期の3発機のスタイルは、エンジンが尾部に3基備わった「リアエンジン」といわれるスタイルなのに対し、より大きな、後進のモデルであるDC-10やロッキードL-1011は、エンジンの配置は左右の主翼に1基づつ、さらに垂直尾翼に1基といったそれまでのものとは変わったスタイルです。

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フェデックスFedExのMD-11。DC-10を長胴、ハイテク化した改良モデル(2020年、乗りものニュース編集部撮影)。

 これは、そのまま後方へ流す空気の多い「高バイパス・ターボファンエンジン」となったことで、エンジン直径が大きくなったことの影響といえるでしょう。バイパス比の高いエンジンは、静かで燃費もよい反面、エンジンの直径が大きくなる傾向にあります。

 DC-10やロッキードL-1011は、「高バイパス・ターボファンエンジン」を積むようになったことで、尾部にエンジンを3つまとめることが難しくなったため、主翼にエンジンを下げることに。結果、晩年の3発機は、このようなデザインが一般的になりました。

 現代では、長距離飛行で双発機が使用できることから、3発機の活躍は少ないものの、FedExなどでは、いまもこれを使っているの貨物航空会社もあります。

 また2020年12月、惑星探査機「はやぶさ2」が持ち帰ってきた小惑星の砂が入っているとみられるカプセルを運んだ「ファルコン 7X」も2005(平成17)年デビューながら、3発のリアエンジン機のレイアウトをとっており、こちらは安全性を保ちながら航続距離を確保するために、この配置となったといえるでしょう。

【了】

【思わず2度見不可避】前脚ズレてますよ!? 「トライデント」

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コメント

2件のコメント

  1. とても興味をそそる内容でした。三発機はほんと、カッコいいですよね。
    ただ、本文内容が難解だったかもしれません。
    プロペラ機がジェットエンジンという表現やターボファンの説明は、知識がないと理解できないかと思います。
    また、随所に四発機との対比が書かれてますが、しっくりきませんでした。
    旅客需要がそんなに大きくない洋上飛行路線に三発機が好まれた、なんて表現でもよかったかもしれません。
    最後に、なぜ貨物機では今でも三発機が使われてるのでしょう?この辺も掘り起こしてほしかったです。
    とやかく文句を言ってしまいましたが、三発機大好きです。そんな機体のお話を読めて胸熱でした。

  2. 貨物機で3発が(一部の航空会社で)愛用されてるのは
    ・出来るだけ貨物を効率的に多く載せたい
    ・整備士がその機体に慣れてる
    てのがあると思います。「出来るだけ安全を」というのならどうしても最新鋭機に特に旅客機はなりがちですが、旅客機300人が乗せてる命の値段>貨物機が乗せてる貨物の値段てのもあるので経年機でも……ですし、例えばシンガポール~ニューヨークなら旅客機ならA350-900ULRで直行便で飛ばしたいですが、貨物機ならMD11やB747カーゴで香港・上海・仁川や関西・成田・アンカレッジなどを経由して経由地で荷物乗せ降りした方が効率良いですからね。3発機ならそれなりの距離稼げますし。
    また整備士が慣れてるならなんかあった時も整備情報をオンラインで流せますし自分たちが行くことも出来る、中古機ならそもそも新鋭機と比べたら安価ですし。