真冬の空港 旅客機の操縦どう変わる? 違いは地上走行から… ANAパイロットに聞いた
冬の低温や雪は、パイロットが操縦するにあたり、どういった違いがあるのでしょうか。冬ならではの離陸や巡航、着陸の際のポイントや違いを聞いたところ、その差は、飛び立つ前の段階から始まっていました。
四季がある日本ゆえに気象の変化も大きく…
冬の低温や雪は、飛行機の運航にとっても大きな影響を及ぼします。場合によっては、雪による視界不良などの理由で欠航となることも。
では、パイロットにとって、冬場の運航はほかの3シーズンと比べてどういった違いがあるのでしょうか。ANA(全日空)の現役機長に聞きました。
パイロットによると、操縦自体は夏と冬に大きな差はないとしつつも、冬場は特に上空のジェット気流(偏西風)が強まることから、十分な注意が必要とも。日本はとくに、四季の変化が大きいぶん、上空のジェット気流は強い傾向で、年間を通じて気象の変化も大きいそうで、「日本を飛ぶパイロットは海外のパイロットよりも多くの気象知識・経験を有しているのでは」と話します。
また、冬の運航の際、航空業界では「コールド ウェザー オペレーション(Cold Weather Operation)」というポイントがあるといいます。
「降雪・積雪時の出発は、今後の天候の予測をはじめ、機体除雪の実施、離陸性能の確認、追加手順の確認などコックピットでの作業量が非常に多くなります。冬季期間しか経験しない状況なので、毎年秋には必ず『コールド ウェザー オペレーション』の手順について教材ならびに自学自習で確認し、実際のフライトでも通常以上にふたりのパイロットでしっかり確認をしながら進めていきます」とのこと。
では具体的に、飛行機を操縦する際には、どのようなポイントが違うのでしょうか。
YouTubeの「脱サラ元機長の雲さんテレビ」でそれそのものを言っていましたね。
これ、それを視聴してから取材したとか??