空港の除雪 実は「雪かきだけで終わり」じゃない! 真冬の旅客機が安全に飛ぶまでの裏側
除雪した滑走路には何をする?
というのも、雪がなくても、滑走路が凍結していることがあるからです。シップは、着陸して接地した際、とうぜんブレーキをかけて減速します。このときクルマと同様に、アイスバーンではスリップして止まれなくなってしまいます。
実は旅客機のタイヤのブレーキは、非常に進歩したものを使用しています。ディスク・ブレーキは航空機から乗用車に技術に拡散したとかの逸話もあります。とはいっても、摩擦が無ければ、いくらブレーキ自体が優れていても止まれません。そこで、滑走路の雪かきが終わると「滑走路摩擦計測車」というなんともお堅い名前の車両が、滑走路の路面状態をチェックするために走ります。
この車両は、通常走行用の4輪に加え、後ろの下部に5輪目の摩擦計測用の車輪がついている「5輪車」となっています。そのため、滑走路の凍結か否かを迅速に計測できる車輛で、ヴォルヴォ(VOLVO)、HAC(北海道エアシステム)で航空機としても導入されているサーブ(SAAB)製の車を改造したヨーロッパ製のものが中心に使用されています。
滑走路の摩擦係数の計測結果が空港運用者に報告され、空港が運用可能と判断されれば、やっと、離着陸が可能になります。ただ、このままではシップは飛べません。最後の仕上げは、発着するシップ、それ自体にあります。
当たり前っちゃ当たり前かもしれませんが、
海外の場合、ヘルシンキ空港は、
こういう雪の処理はお手のもんだそうで…