空港の除雪 実は「雪かきだけで終わり」じゃない! 真冬の旅客機が安全に飛ぶまでの裏側

降雪時の空港では、どのようなことが起こっているのでしょうか。豪雪でも飛行機が運航できるようになるには、いくつかのステップがあり、そこには多くの人の努力があります。大雪の日でも安全運航が続いている理由をみていきます。

除雪した滑走路には何をする?

 というのも、雪がなくても、滑走路が凍結していることがあるからです。シップは、着陸して接地した際、とうぜんブレーキをかけて減速します。このときクルマと同様に、アイスバーンではスリップして止まれなくなってしまいます。

 実は旅客機のタイヤのブレーキは、非常に進歩したものを使用しています。ディスク・ブレーキは航空機から乗用車に技術に拡散したとかの逸話もあります。とはいっても、摩擦が無ければ、いくらブレーキ自体が優れていても止まれません。そこで、滑走路の雪かきが終わると「滑走路摩擦計測車」というなんともお堅い名前の車両が、滑走路の路面状態をチェックするために走ります。

Large 20210216 01
旭川空港。豪雪地帯にありながら、欠航率の低さを強みとしている(乗りものニュース編集部撮影)。

 この車両は、通常走行用の4輪に加え、後ろの下部に5輪目の摩擦計測用の車輪がついている「5輪車」となっています。そのため、滑走路の凍結か否かを迅速に計測できる車輛で、ヴォルヴォ(VOLVO)、HAC(北海道エアシステム)で航空機としても導入されているサーブ(SAAB)製の車を改造したヨーロッパ製のものが中心に使用されています。

 滑走路の摩擦係数の計測結果が空港運用者に報告され、空港が運用可能と判断されれば、やっと、離着陸が可能になります。ただ、このままではシップは飛べません。最後の仕上げは、発着するシップ、それ自体にあります。

【写真】豪雪地域の空港特有!? 滑走路にも秘密が…

最新記事

コメント

1件のコメント

  1. 当たり前っちゃ当たり前かもしれませんが、

    海外の場合、ヘルシンキ空港は、

    こういう雪の処理はお手のもんだそうで…

記事ランキング

  1. ロシア軍の戦闘機が「真正面から撃破される瞬間」を捉えた映像が公開 ドローンの突入を防げず
  2. 海自の潜水艦が発射した魚雷が「揚陸艦へ突進」 雷跡を上空から捉えた珍しい写真が公開される
  3. ロシア海軍の潜水艦に「異変」! 衛星画像の分析で明らかに 船体に“巨大な傘”を設置か イギリス国防省が指摘
  4. 「海自最大の護衛艦」と「世界最大級の軍艦」が洋上で並んだ! 圧巻の編隊航行を上空から捉えたショットが公開
  5. 片山さつき大臣「実態調査はじめます」 街のクルマ屋の「保険代理店打ち切り」問題に新局面 ビッグモーター事件の余波に再び切り込む!
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. ロシア軍の戦闘機が「真正面から撃破される瞬間」を捉えた映像が公開 ドローンの突入を防げず
  3. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  4. 航行中の護衛艦「かが」の周辺に「巨大な海洋生物」が出現! 艦艇勤務ならではの光景を海自公式が公開
  5. “まるで高速”な無料バイパス「全線4車線化」へ変貌開始! 一部の上下線分離まもなく 対面通行を解消 国道8号