高速道路各社「出控えを」 大雪に備え通行止め等予告 北海道から九州まで注意

立ち往生防止のため、広報体制が強化されています。

北海道から九州まで広い範囲に注意呼びかけ

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上信越道 中郷IC~上越高田ICの状況。1月29日11時20分現在(画像:NEXCO東日本)。

 2021年1月29日(金)現在、日本海側を中心に暴風雪と大雪が予想されていることから、高速道路各社は通行止めが予想される区間などを公表し、出控えなどの呼びかけを行っています。

 NEXCO東日本管内は29日(金)11時20分現在、道央道や道東道、磐越道、関越道の一部で雪により通行止めとなっています。30日(土)にかけ、北海道の函館から道央、道東に至る広い範囲のほか、東北道の盛岡以北、秋田道や山形道、磐越道の一部などで通行止めになる可能性があるとしています。

 NEXCO中日本管内では29日(金)11時20分現在、北陸道の富山県内および福井県内の一部、東海北陸道の岐阜県から富山県に至る区間が通行止めとなっています。範囲は今後、広がる可能性があるほか、「並行する国道も通行止めの可能性がある」としています。

 NEXCO西日本管内では29日(金)11時20分時点で通行止め箇所はありませんが、中国地方の山間部や山陰地方、また九州や四国の一部でも降雪が予想されていることから注意を呼び掛けています。

 なお各社とも、高速道路の利用を控えることや、冬用タイヤの着用とチェーンの携行を呼び掛けています。

 高速道路をめぐっては、2020年末から大雪による大規模な車両の立ち往生が相次いでおり、事前の広報体制が強化されています。NEXCO中日本などは1月上~中旬の大雪対応を教訓として、事態が深刻になる前に「躊躇なく通行止めにする」と発表しており、通行止めのタイミングが早まる可能性があります。

【了】

【路線図】すでに通行止めとなっているエリア

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