「緊急着陸」でも1時間弱飛び続ける旅客機なぜ出現? 離陸と着陸で異なる「重量」の影響

旅客機が空を飛ぶには、重量がとても重要です。それゆえ航空業界にはさまざまなシチュエーションでの重量が定められており、大きな差があります。緊急着陸の際に、直ちに降りない場合がありますが、それはこの重量が関係しています。

そもそもなぜ飛行機は飛ぶのか

 旅客機だけでなく、航空機が空を飛ぶには、重量がとても重要です。地球の重力下で、航空機を空に持ち上げる力を発生させる方法としては、とても単純にいってしまうと、重力と同じ力を上向きに発生させる必要があります。

 現在、航空機を空中に浮かべる方法のひとつに、翼理論を利用する方法があります。翼をはじめ、一般的に「上面が丸く下面が平らな形状の物体」が空気中を移動すると、その物体の上と下とで空気の流れるスピードに差が生じ、結果的に斜め後方に力が発生します。この力をどう利用するかで、航空機は、主翼という大型の固定翼を取り付けた飛行機やグライダーと、複数の翼を回転させるヘリコプターに大きく分かれます。

旅客機などは前者であり、固定翼を使用しエンジンで翼の速度を大きく上げることで、その力を大きくして飛ぶのが、一般的なスタイルといえるでしょう。

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成田空港を離陸するユナイテッド航空機(2020年、乗りものニュース編集部撮影)。

 さて、旅客機の重量にハナシを戻すと、そもそも飛行機を開発する際、最初に決める要求仕様において、機体の重量に関しては、何をどのくらい積んで、どのくらいの距離を、どのくらいの速度で飛行させるかがポイントとなります。この仕様の決定がなかなか大変な作業だそうです。

 さて、旅客機が実際に運用に入ると、またここで機体重量がいくつも決まっています。

 ここで重要な役割を果たしているのが、飛行プランを作る“地上のパイロット”ともいえる存在、「ディスパッチャー(運航管理者)」です。フライトに先駆けディスパッチャーは、機体が安全に空中に浮かぶため、飛行距離、予備燃料、気温、風速、機体の状況、そして最も大事なペイロード(搭載される人や荷物の重量)などをシステムに入力すると、パイロットに伝える運航に関するフライトプランが計算されます。

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コメント

4件のコメント

  1. 燃料投機じゃなくて投棄ね。

    • ご指摘ありがとうございます。修正しました。

  2. 題 : 誤字を訂正して下さい。

    誤 : 燃料投機

    正 : 燃料投棄

    内容は間違っていないと思いますが、

    御社と筆者の 今後のためにも 訂正して 再出掲して頂きたいです。

    • ご指摘ありがとうございます。修正しました。

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