「緊急着陸」でも1時間弱飛び続ける旅客機なぜ出現? 離陸と着陸で異なる「重量」の影響

旅客機が空を飛ぶには、重量がとても重要です。それゆえ航空業界にはさまざまなシチュエーションでの重量が定められており、大きな差があります。緊急着陸の際に、直ちに降りない場合がありますが、それはこの重量が関係しています。

いろいろある旅客機の速度 しかもそれぞれ違う

 航空業界ではシップ(旅客機)の重さに関して、「MTOW」「MTW」「MLW」など……普段はまず聞きなれない用語が並びます。これらは、日本語にすると少しわかりやすくなります。

・MTOW(最大離陸重量):「Maximum Take-Off Weight」、つまり、離陸時に守らなければいけない重量で、これは飛行機のモデルごとの、いわば離陸できる重さの設計上の限界値を示しています。

・MTW(最大タクシー重量):「Maximum Taxi Weight」、空港の誘導路を走る(タキシング)ことのできる制限重量です。MTOWよりは大きくなります。

・MLW(最大着陸重量):「Maximum Landing Weight」、着陸時に守らなければいけない重量です。MTOWの着陸バージョン、といったところでしょう。

 このほか、「MZFW」という燃料を搭載しない状態で運航準備可能な重量や、「MEW」という機内装備を取り付けていない状態の重量など、その値も、シチュエーションによって、細分化されています。

 ちなみにJAL(日本航空)が発行している「航空実用事典」によると、「ジャンボジェット」ことボーイング747-400型機の場合、「MTOW」は約400t、「MLW」は約285tです。

 このように、離陸時の「MTOW」と着陸時の「MLW」で100t以上の差がありますが、この違いはおもにジェット燃料の消費によるものです。また、離陸と比べて、着陸時にランディングギアにかかる衝撃はとても大きく、それに耐えなければなりません。そのため、いわゆるジェット旅客機は、「MLW」が「MTOW」より非常に軽くなるというのが、一般的です。

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コメント

4件のコメント

  1. 燃料投機じゃなくて投棄ね。

    • ご指摘ありがとうございます。修正しました。

  2. 題 : 誤字を訂正して下さい。

    誤 : 燃料投機

    正 : 燃料投棄

    内容は間違っていないと思いますが、

    御社と筆者の 今後のためにも 訂正して 再出掲して頂きたいです。

    • ご指摘ありがとうございます。修正しました。

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