カナダ海軍トップを直撃! 現役司令官が語った海上自衛隊 アジア太平洋 新型コロナ

近年(2021年現在)、海上自衛隊との関係をより深めているカナダ海軍、その現役司令官(取材時)が海上自衛隊、アジア太平洋地域、コロナ下の活動などについて語ってくれました。

新型コロナウイルスが流行する中でカナダ海軍はどのように活動している?

 我々海軍としては、今後2年間にわたってカナダ軍の艦船、航空機、人員を定期的に派遣する「オペレーションネオン(NEON。カナダ軍が実施している、北朝鮮による瀬取り監視作戦)」を通じ、「国連安保理決議で禁止されている違法な海上での活動に対応するための多国間イニシアチブ」への参加期間を延長するというカナダ政府の決定を支援していきます。

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2020年の「リムパック」に参加する「ウィニペグ」(画像:アメリカ海軍)。

――カナダ海軍のフリゲート「ウィニペグ」は、新型コロナウイルスの感染が拡大する2020年9月から3か月以上にわたって、日本近海を含むアジア太平洋地域に展開しました。こうした特殊な環境下では、乗員と家族とのコミュニケーションが特に重要だと思われますが、「ウィニペグ」ではこれをどのように確保したのでしょうか?

 海軍にとっての成功の核となるのは人であり、それはいまも昔も変わりません。カナダ海軍は、隊員とその家族が身体的、心理的、社会的に十分なサポートを受け、多様性と弾力性を備えていることを保証することに、これまでにないほどの重点を置いています。

 我々は、海軍の家族が隊員を強く支えていることに感謝し、任務に就いている者が故郷の愛する人たちとコミュニケーションをとるための繋がりを確保できるようにしています。たとえば、「ウィニペグ」の乗員は、SNSや電話、ビデオ通話などを通じて、家族と連絡を取り合っていました。さらに「ウィニペグ」では、乗員の素晴らしい活動を紹介するためのFacebookページも開設しています。

 また、新型コロナウイルスの流行という観点から、カナダ海軍では隊員の健康を非常に重要視しています。新型コロナウイルスの流行が始まって以来、カナダ海軍は海上および地上部隊に対するリスクを減少させ、隊員とその展開能力を守るために、艦内での清掃の増加や、乗員らの個人的な衛生管理を含む、いくつかの予防措置を必要に応じてとりました。

 さらに洋上への展開に先立ち、艦内の健康と安全を保障するべく、公衆衛生当局からの助言に基づいて、艦艇の乗員には一定の隔離期間を設け、乗艦前には新型コロナウイルスの検査を行い、さらに寄港地における乗員の上陸を禁止することで、新型コロナウイルスが存在しない艦内空間を維持しました。

【写真】カナダ艦艇に見た男子禁制「FEMALE HEADS」への扉

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