ガソリンの出光 車両メーカーつくる 出光タジマEV発足 150万円で小型EV

石油元売りの出光興産が、EVメーカーのタジマモーターに出資、出光タジマEVが発足します。今後を見据え、ガソリン以外の様々な事業を展開する出光ですが、EVの開発も「ガソリンスタンド」と関係あるようです。

車両価格は150万円? いや100万切る?

 今回の超小型EVは、高速走行ではなく、あくまで一般道での近距離利用を想定して開発されます。出光タジマEVの代表となる田嶋伸博さんは、「出光興産様の様々な素材技術を活用し、我々だからできた、というものを作りたい」といい、「価格は150万円以下に抑えたい」と話します。航続距離は、8時間の充電で120km前後になる見込みだそうです。

「2019年の東京モーターショーで我々のEVを展示した際、多くの人は価格を気にされました。『性能を下げてもいいから安くしてくれ』『そんなに遠くへは行かないから』『いまのクルマはオーバークオリティで使いこなせない』といった意見があり、価格帯としては100万円から150万円という声が多かったのです」(田嶋さん)

 一方で今回の車両は、全国どこの公道でも走れるよう、国の型式認定を取得する予定だといいます。クラッシュテスト(衝突試験)をクリアし、エアコンなどの快適装備も標準にするとのこと。ゆえに、出光のみならず、様々なサプライヤーとともにコストを下げられる工夫を研究しているということです。

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オンラインで記者会見を行った出光興産の木藤俊一社長と、タジマモーターコーポレーションの田嶋伸博社長CEO。

 ただ、オンライン発表会に参加した記者からは、中国などでは100万円を切るEVも出ており、もっと価格を下げられるのでは、という質問もありました。田嶋さんはこれに、1979(昭和54)年、スズキ「アルト」が47万円という衝撃的な低価格で発売されたことに、中国のEVの状況を重ねつつ、「あのときにできたのだから」と、より低価格を打ち出すこともサプライヤーと挑戦していきたいと話しました。

 出光タジマEVの新型車は2021年10月、東京モーターショーでの発表を予定しているといいます。それまでに具体的な仕様を固めつつ、量産の体制を整えたいということです。

【了】

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コメント

1件のコメント

  1. 家庭でも充電できたりするのでは電気代を自動車用に切り分けられないのでガソリン税のようにはいきませんね…道路会計はなくなってはいますが…

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