山火事対応に各地からヘリ集結 続く「空から散水」 防災ヘリと自衛隊ヘリ連携プレー

栃木県足利市の山林火災は延焼地域が拡大の一途をたどっています。隣県の防災ヘリコプターが応援に集まっているほか、陸上自衛隊も災害派遣要請を受け出動し、消火作業にあたっています。

鎮火を目指して放水中

 栃木県足利市で2021年2月21日(日)に発生した山火事は、5日経った2月26日(金)現在も鎮火の目途が立っていません。すでに延焼地域は、26日午前6時時点で約100ヘクタール(総務省消防庁発表)となっており、周辺住民には避難勧告も出ています。

 延焼を食い止めるために必死の消火作業が続けられるなか、ヘリコプターを用いて空からも散水が行われています。

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陸上自衛隊のCH-47JA輸送ヘリコプター。吊り下げた空中消火バケットは最大約7600リットルの水が入る(2021年2月24日、武若雅哉撮影)。

 当初は栃木県防災航空隊が保有するAW139「おおるり」のみの出動でしたが、翌22日(月)からは隣県である茨城県と埼玉県の両防災航空隊のヘリコプター、BK117C-2「つくば」とAS365N3「あらかわ2」が応援に駆け付け、以降も山梨県防災航空隊、横浜市消防局、宮城県防災航空隊などの各ヘリコプターも加わって、空中からの散水にあたっています。

 また陸上自衛隊に対する災害派遣の要請は火災発生の翌日、2月22日(月)午前10時35分に出されています。これに対して陸上自衛隊は、栃木県や群馬県などを警備担任区域として受け持つ第12旅団隷下の第12ヘリコプター隊から、大型のCH-47輸送ヘリコプター2機を派遣し対応を開始。2日後の24日(水)からは第1ヘリコプター団所属のCH-47も支援にあたっているとのこと。

 加えて、第12ヘリコプター隊のUH-60JA多用途ヘリコプターが現場上空の空域統制に、東部方面航空隊のUH-1J多用途ヘリコプターが映像伝送装置を搭載して上空からの撮影に対処していたという話でした。

 すでに総務省消防庁長官をトップとする消防庁災害対策本部が立ち上がっており、東京消防庁などへの緊急消防援助隊の出動要請も出ています。県を越え、様々な組織が横断的に対処することで、一刻も早い鎮火が望まれます。

【了】

栃木県防災航空隊の消防防災ヘリコプターAW139「おおるり」。機体下部に容量1800リットルのウォータータンクを装備しており、写真はホースを川面に伸ばして給水しているところ(2021年2月24日、武若雅哉撮影)。

【ギャラリー】川面に近づき給水する防災ヘリ

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