消えていく特急のヘッドマーク JR発足で変化した重要度

定期運行を終えたJR東日本の185系特急形電車。この電車は、幕式ヘッドマークを持つJR東日本最後の特急形電車でもあります。国鉄時代に始まった特急電車のヘッドマークですが、現在は備えない特急も多数。JR発足で状況が変わりました。

なぜ消えつつあるのか? 国鉄分割民営化で重要性が低下した「ヘッドマーク」

 このたび定期列車から引退した185系の特急「踊り子」のような、列車名と絵がデザインされた特急電車のヘッドマークは、1978(昭和53)年10月が始まりです。

 それまで、特急電車のヘッドマークに書かれていたのは列車名の文字だけでしたが、このときから「絵」が入り、全国で様々なデザインが見られるようになっていきました。赤字、運賃値上げ問題で国鉄が揺れ、利用者離れが起きていたなか、親しみを持ってもらう目的があったとされます。

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文字だけだった、かつての特急ヘッドマーク(これは幕式ではなく交換する方式)。鉄道博物館で撮影(恵 知仁撮影)。

 しかし1987(昭和62)年の国鉄分割民営化で、特急電車のヘッドマークは大きな変化を迎えます。

 国鉄時代は、その標準的な車両を日本各地で使う状況で、デザインのバリエーションも限られていました。同じような見た目の電車が違う列車名で、各地で走っている具合です。

 そのため列車に個性を持たせ、親しんでもらうにあたって、ヘッドマークは有効な方法だったと思われます。

 しかし分割民営化で、車両の設計は各JRが実施する形に変化。各JRが各列車の個性を、車両デザイン全体で表現する時代になっていきます。そして相対的に、ヘッドマークの重要性も低下することになります。

 1988(昭和63)年にJRグループ初の新型特急電車として登場し、特急「有明」などに使われたJR九州オリジナルの783系特急形電車「ハイパーサルーン」は、大型の前面窓など国鉄時代の特急電車とは大きく異なるスタイルで登場。この783系は、ヘッドマーク表示器自体を備えませんでした。

【通称は「オバQ」!】ヘッドマークではなく「くちびる」があった鉄道車両

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コメント

3件のコメント

  1. やはり783系にお気づきでしたか、あのころ東武スペーシア、小田急HiSE、近鉄アーバンライナーなど正面にヘッドマークに類する特急電車が相次いで現れましたね。車両自体が列車名やときには行き先すらも体現しているのでしょう。 

    ヘッドマークがないのはまだしも側面のLED表示器が約60km/h以上では点灯しないものがあるのは不便だと思います。

  2. 651と253・257、どれもLED式だけど大きさで印象変わるのかな。後者は取り敢えず付けときゃ良いんだろ的にしか感じないんだよ。それだったら無くても良いんじゃないか?と。

    653と751は更に意味解らないけど(

  3. ふと気が付いた事がある。ヘッドマーク省略の特急車が出始めたのは新幹線0系がルーツかも。

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