まもなく開通の東名「綾瀬スマートIC」その使い道 悪名高い東名の渋滞回避できる?
東名高速の横浜町田IC~厚木IC間に、綾瀬スマートICが間もなく開通します。東名の神奈川県内では23年ぶりとなる新ICの開通は、悪名高い東名の渋滞にも変化を及ぼしそうです。
「大和トンネルの西」にできるスマートIC
2021年3月31日(水)、東名高速の横浜町田IC~厚木IC間に綾瀬スマートIC(SIC)が開通します。ETC車のみが利用できるSICとはいえ、東名の神奈川区間に新しいICができるのは、横浜青葉IC以来23年ぶりのこと。上り(東京方面)と下り(名古屋方面)双方の本線へ直結するフルインターです。
場所は横浜町田ICから約9.2km、厚木ICから約6.1kmの位置。この区間の上り線は、大和トンネルを先頭とする渋滞がしばしば発生し、国土交通省がまとめる「渋滞ワーストランキング」において渋滞損失時間(混雑により余計にかかる時間)で全国ワーストとされています。
綾瀬SICの位置は大和トンネルの厚木寄りであり、いわば“渋滞真っただ中”のところから降りられるようにはなりますが、渋滞を避けられる、とは言い難いでしょう。
しかし下り線は違います。
東名の神奈川区間の渋滞ポイントは現在、上りも下りも多くの場合、先頭となるのは大和トンネルです。下り線の渋滞は土休日の午前中を中心に発生し、その手前の横浜町田ICや横浜青葉ICの合流部も流れが悪くなり、東名川崎ICや東京料金所近くまで延びることもありますが、根本の原因は大和トンネルにあるといえます。
つまり綾瀬SICを利用すれば、「ここより東側の東名下り線の渋滞は回避することが可能となります」とNEXCO中日本東京支社は話します。
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