お宝映像が満載! 防衛省YouTube「防衛庁記録」一挙50本公開ナゼ 2か月格闘した担当の思い

2020年の暮れ。防衛省公式YouTubeチャンネルに、突如50本もの記録映像がアップされました。その名も「防衛庁記録」シリーズ。1957(昭和32)年から防衛省移行までの活動を収めた貴重な動画がアップされた背景を、担当者に聞いてみました。

総再生時間23時間 繰り返しチェックし目次を作成

 対応してくれたのは、防衛省大臣官房広報課総括班の高塚雄一(高ははしご高)3等空佐(取材時)。話によると「『防衛庁記録』は、1年間の活動を後世に残すために作られた記録映像です。各部隊、行事で撮影された映像をまとめて1本の作品としたものですが、当時、出来上がった映像がどのように上映、放映されたかはわかっていません」とのこと。

 高塚3佐によると、今回公開された記録映像は、広報課の使う資料倉庫に眠っていたもの。発見後、広く公開するため、利用しやすいデジタルデータに変換することになったといいます。

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取材に応じてくれた高塚雄一3等空佐は、航空学生56期出身。もともとC-130H輸送機のナビゲーターを務めるなどしていた「空飛ぶ広報マン」(臼井総理撮影)。

「ニュースを聞かれた方は、古びた8mmテープが今でも山のようにある様子を想像されるかもしれません。これらの映像資料のうち、古いものについては30年ほど前に当時の担当が、一度8mmテープなどのオリジナルの媒体からD2やU-Maticといった業務用媒体に一度変換してくれていました。おかげで、当時の映像が非常に良い状態で保存されていました。」(高塚3佐)

 今回はそれを業者に委託し、デジタルデータに変換。高塚3佐がすべての映像をチェックし、YouTube公開に向けた作業を行ったそうです。

 具体的には、動画の内容を観ながら記録。当時のニュースなどの記録と照合しながら出来事の背景などを調べ、YouTubeのチャプター機能を利用して目次を付けるなど、細かい作業の連続だったといいます。

「50本、合計約23時間もの映像を繰り返し確認するのは大変でした。当初は、SNSで投稿できるよう短いものに作り替えることも考えましたが、防衛庁記録は、それぞれが1本の作品として完結していることを重んじ、そのままアップしました。ただ、長い動画は見てもらい難いですし、SNS等で気に入った場面をシェアしてもらえるよう、すべての動画に、内容を示した目次を付けました」(高塚3佐)

【写真】映像データ半世紀分 さまざまな形の記録媒体

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