「スカ色」帯になる? 常磐線快速電車・成田線用の「E231系」 過去にはレア帯も

「成田線(我孫子駅~成田駅間)開業120周年記念事業」の一環で、E231系電車(5両1編成)の帯色が変更されますが、JR東日本松戸車両センターに所属するE231系電車は、初期に投入された編成の帯色は少し違っていました。

その姿はわずか30両

「成田線(我孫子駅~成田駅間)開業120周年記念事業」の一環で、2021年4月30日(金)から5月末ごろまでの予定で記念列車が運行されます。

 記念列車はE231系電車(1編成5両)を使用。両先頭車にヘッドマークを掲出しますが、成田線活性化推進協議会、JR東日本千葉支社、東京支社が3月30日(火)に発表したリリースには、「1990年代後半まで我孫子駅・成田駅間を走行していた車両をイメージした帯色に変更」とも記載されています。

「1990年代後半まで我孫子駅・成田駅間を走行していた車両」に該当しそうなのは、1998(平成10)年3月13日まで運転されていた幕張車両センターの113系電車です。そのため、鉄道ファンのあいだではクリーム色と青色を配した「スカ色」(横須賀色)の帯に変わるのでは、と憶測が飛んでいます。

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JR東日本松戸車両センターに所属する常磐線快速電車・成田線(我孫子~成田間)用のE231系0番台(2009年12月5日、伊藤真悟撮影)。

 このように、ファンの期待を持たせるE231系ですが、常磐線快速電車や成田線の我孫子~成田間で使われるJR東日本松戸車両センターのE231系は、登場時の姿はいまとは少し違っていました。

 2001(平成13)年11月と12月に松戸車両センターに投入されたE231系(10両の101編成、102編成と5両の121編成、122編成)は、ウグイス色の帯と乗務員扉へのエメラルドグリーンのステッカーの貼り付けはありませんでした。常磐線各駅停車の電車と誤乗しないように、2002(平成14)年3月3日の営業運転開始直前になってウグイス色の帯を追加、乗務員扉もステッカーを貼り付けたのです(2002年2月27日時点では、ウグイス色帯はなく乗務員扉にステッカーを貼り付けた5両編成もあり)。

 エメラルドグリーン1色帯となったE231系はわずか30両でしたが、4か月も経たずに見られなくなってしまいました。

【了】

【写真】激レア? 常磐線各駅停車の線路を逆走するE231系

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コメント

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3件のコメント

  1. タイトル紛らわしいすぎ
    最近記事の低いけどどうしたの?

  2. 確かに、最近記事が、、、
    乗りものニュースへのネタ投下用のみん乗りも初期に比べたら投稿頻度減りましたし、コロナの影響もありますかね、

  3. 常磐線快速のE231系の初期が209系500番台と一緒です。
    E231系は乗務員ドアが上から車両のラインの下端までラインカラー(武蔵野線や八高線はライン)で、前面は銀色です(500番台は白)。209系500番台は(0番台も)乗務員ドアにはラインカラーおよびラインがなく、前面は白です。(E231系900番台は元々209系900番代)