レギュラーガソリン高騰19週ぶりにストップ 150円超えから価格横ばいに 今後は?
値上がり脱したか?
そもそもここ数週間のガソリン価格の高騰は、新型コロナウイルスのワクチン接種が世界で始まったことを受けた経済回復への期待感を受けた、原油価格の上昇にあります。2月にはアメリカ・テキサスが大寒波に見舞われ、石油の生産や出荷が滞ったことで、とりわけ2月後半から3月上旬にかけては大きくガソリン価格が高騰していました。
そして4月最初の調査となった今週の結果を受け、石油情報センターは、「値上がり基調は脱したと見ています」と話します。石油元売りの卸値も、世界の原油価格も、下降基調に入っているそうです。
背景には欧州における新型コロナウイルスの再拡大にともなう需要への懸念が大きいとのこと。また、アメリカにおける新型コロナウイルス感染拡大の「第4波」や、産油国でつくる「OPECプラス」において、石油の減産を緩和する方針を打ち出していることも、原油価格を下げる懸念事項ととられられているといいます。
石油情報センターは来週、4月12日(月)調査については「値下がり」を予想しました。
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