アメリカ陸軍 在欧部隊にモバイル防空システム「M-SHORAD」を初配備

「ストライカー」ファミリーの新顔が部隊配備されました。

米陸軍の新型対空車両はタイヤ駆動

 アメリカ陸軍は2021年4月23日(金)、ドイツのアンスバッハに所在する第4防空砲兵連隊 第5大隊(第10防空・ミサイル防衛集団)に対し、モバイル短距離防空(M-SHORAD:Mobile-Short Range Air Defense)システムを初めて配備したと発表しました。

 配備数は4基で、今回の配備は実戦部隊でテストするためだとのこと。これらにより、ドローンなどのUAV(無人航空機)を含む、様々な航空機からの脅威に対して地上部隊は守られるとしています。

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ストライカー装輪装甲車の派生型として開発されたM-SHORAD。車体上部のターレット中央に備えるのが30mm機関砲(画像:GDLS)。

 M-SHORADは、ストライカー装輪装甲車の派生型として開発された対空車両で、車体上部に装備したターレットにはスティンガー対空ミサイルの4連装発射機、「ヘルファイア」ミサイルの連装発射機、「ブッシュマスター」30mm機関砲、などを装備しています。

 なお、アメリカ陸軍によると将来的には、4個防空大隊に144基を配備する計画だといいます。

【了】

【写真】実戦部隊に引き渡されたM-SHORAD

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