「空飛ぶ宮殿のプレミアムエコノミー」どんなの? エミレーツA380に新設 日本支店長に聞く
いまやスタンダードになりつつある、国際線座席の「プレミアムエコノミー」。ここへ新たに参入したのが、「空飛ぶ宮殿」とも呼ばれる豪勢な内装で知られるエミレーツ航空です。内容や将来の展望を日本支店長に聞きました。
「ファースト」にはシャワールームも
かつて国際線旅客機の座席といえば「ファーストクラス」「ビジネスクラス」「エコノミークラス」の3つの区分に分かれているのが一般的でした。
ところが、この区分に新たなものが加わっています。「プレミアムエコノミー」です。その名のとおり、「ビジネス」と「エコノミー」のちょうど中間に位置するクラスで、国内の航空会社ではANA(全日空)が2002(平成14)年、JAL(日本航空)が2007(平成19)年に導入開始。「プレエコ」搭載機は、いまやスタンダードになりつつあります。
この「プレエコ」市場に、2021年から切り込んできた航空会社が、アラブ首長国連邦のドバイに本拠を構えるエミレーツ航空です。同社といえば、総2階建ての超巨大機「エアバスA380」を100機以上保有し、ファーストクラスにシャワー室を設けた同社のA380は「空飛ぶ宮殿」とも呼ばれるなど、”豪華絢爛”をウリにしている航空会社。このA380に「プレエコ」搭載機が出現したのです。
エミレーツ航空は、A380に2020年12月より「プレエコ」を導入。同社によると、この仕様のA380は、「新たな機能強化が施され、全面的に刷新した機内インテリアが採用」されたといいます。
2021年1月に日本支店長に着任したサティシュ・セティ氏は、現在の同クラスの状況について「需要は信じられないほど高く、楽しみにされているお客様が多いことから、ここ数か月は満席状態が続いている」と話します。現状は、おもに欧州線に配備されているとのことです。
「空飛ぶ宮殿」の一般席であるエコノミーより上位の「プレエコ」、どのようなもので、日本から乗れる日は来るのでしょうか。
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