JR東日本「みどりの窓口」設置駅を7割削減へ 「話せる券売機」などに役割を移行

きっぷを窓口で購入する風景も、過去のものになりつつあります。

券売機やチケットレスでの購入が8割を占める現状

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みどりの窓口(画像:写真AC)。

 JR東日本は2021年5月11日(火)、指定席券や乗車券の予約・販売などを行う「みどりの窓口」について、2025年までに設置駅を現在の3割程度に縮小すると発表しました。

 JR東日本はグループ経営ビジョン「変革 2027」において「シームレスでストレスフリーな移動」の実現を目指していますが、その中で乗車スタイルの変革として、「みどりの窓口」によらない販売体制へのシフトを進めるとしています。2020年度の実績では、近距離きっぷ購入以外の利用で、みどりの窓口を利用する客の割合は、全体の2割にとどまっていました。

「みどりの窓口」の設置数は2025年までに、首都圏では現在の231駅から70駅程度、地方圏では現在の209駅から70駅程度に削減する予定です。利用の少ない駅では、「みどりの窓口」を担当していた駅社員を、幅広いサービスの提供に振り分けるとしています。

「みどりの窓口」の縮小の代わりに、JR東日本では「話せる指定席券売機」の導入を進めています。これは券売機でインターホンを通じ、オペレーターが遠隔で、きっぷの購入などの操作を利用客へ案内するものです。

【了】

【写真】すでに半遊休化している都内の駅「みどりの窓口」

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コメント

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5件のコメント

  1. 話せる切符発券機付いてみどりの窓口が減るとは困る。
    聴覚障害者には聞こえない、話せない人もいる。
    私は耳が聞こえない。
    インターホンも出られない。

    • スマホが使えるのならチケットレスサービスへという流れですね。
      有人窓口にこだわるとなると障害者割引の適用あたりでしょうか?対話型券売機でも普通に購入できますしテレビ電話的に筆談対応もできますが…

  2. 本当に有人でないとできないサービスなのか見極めないといけない時代ですね。
    「公共交通機関だから我慢しろ」は早晩限界になるでしょうし。

  3. ある意味定期夜行(サンライズ)の完全廃止のフラグだろうね。
    えきねっとではサンライズの寝台が予約出来ないから窓口に頼ってたが。
    e5489では出来るみたいだが東京都区内外のJR東日本沿線民やVIEWカード利用民はe5489は使えないからねぇ。

  4. お客さまからお金をいただく場であり、商品説明から販売まで行う企業として大事なポジションであるはずのみどりの窓口、本来なら手厚くて良いと思うのですが。
    スマホ等でこの乗り物ニュースが読めている人達はチケットレスで乗るのもためらいが無いでしょうが、年に一回新幹線乗るか乗らないかの方が電話機付きとはいえ機械で発券はハードルが高いでしょう。人と人でやり取りした方が早い場合も多々あると思います。
    券売機をバリアと感じ他の交通機関に移行する層がいるでしょうね。公共機関だから不便でも我慢しろと言うことであれば利用者逸走に繋がると思います。
    とはいえJRは国鉄採用の方が定年となり、採用抑制時代の空白で人がいないのかも知れません。ある程度の窓口ある駅の削減は仕方がないのでしょうが、開けている窓口駅は窓口数を増やしたり、窓口自体を外注化する等工夫が必要でしょう。