諸元表「東京メトロ18000系電車」

東京メトロが半蔵門線用に導入した新型車両の18000系。8000系電車の代替として導入したもので、2021年8月から運行を開始する予定です。濃淡のパープル(紫)帯をまとい、車内もパープル(紫)を基調としています。

8000系の代替として導入

 東京メトロ半蔵門線の新型車両18000系電車が登場しました。1980(昭和55)年から1994(平成6)年にかけて製造された8000系電車の代替を目的としたものです。営業運転の開始は2021年8月の予定。10両編成19本の190両がが2025年度までに導入される計画となっています。

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東京メトロ半蔵門線用の新型車両18000系電車(2021年6月2日、伊藤真悟撮影)。

 有楽町線・副都心線用の17000系電車と同時期に設計されたため、仕様が一部共通化されていますが、走行路線の関係から車幅は17000系電車よりも20mm狭くなっているのが特徴です。

主要諸元表(東京メトロ18000系電車)

■車種

普通鉄道旅客車 直流 1500V 制御車、電動車及び付随車

■編成形態

■車両性能

加速度:3.3km/h/s

減速度:3.5km/h/s(常用) 4.5km/h/s(非常)

最高運転速度:110km/h(最高設計速度:120km/h)

■構体

アルミニウム合金製オールダブルスキン構体(オフセット衝突安全性向上対応)

■車体寸法

最大寸法:20,000mm(長さ)×2,780mm(幅(車側灯間2,828mm))×3,635mm(屋根高さ)

[CT1、CT2車のみ20,470mm(長さ)]

[パンタ折畳み高さ:4,080mm]

[床面高さ:1,140mm]

■定員

先頭車:142(45)人 中間車:153(51)人

( )内は座席定員

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押上方の先頭車で1号車のCT1。定員は142人で座席定員は45人。渋谷方にフリースペースを設置する(2021年6月2日、伊藤真悟撮影)。
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2号車のM。押上方の屋根上にパンタグラフを、床下にVVVFインバータ制御装置を搭載する。定員は153人で座席定員は51人。CT1以外は押上方にフリースペースを設置する(2021年6月2日、伊藤真悟撮影)。

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